公開 更新

アメリカ国際看護師に関連するビザ・永住権を取得するまで

こんにちはカメナースです。

今回は、国際看護師としてアメリカで働くために必ず必要な、ビザそして永住権(グリーンカード)についてのお話です。

留学やパートナーの転勤などで、渡米したときに現地で必ずといっていいほど話題になるのがビザのこと。

今何のステータス?

これは「何のビザ持ってるの?」ってことなのですが、この類の会話は日常茶飯事に行われます。

そこで今回は、アメリカで看護師として働くときに、最終的に取得する永住権について解説します。

アメリカ永住権の現状を確認する方法と注意点

永住権の情報は政府のドメインからかどうかチェックする

アメリカの永住権は、なにも看護師だけが取得するわけではありません。世界中からアメリカに移住したい人が、かなりの苦労をしながら取得しようとします。

世界一の経済大国であるアメリカは、看護師のみならず、様々な分野の人々が多くの収入を得ることができる憧れの国。(逆に格差が大きくなっていますが)

そのためアメリカに移住できる永住権の情報は、世界中に溢れかえっています。中には全く信憑性のないウソの情報も飛び交います。

それには『正確』で『信頼』のおける情報をみる目を養うことです。

ビザの問題は、あなたの家族にまで関わる問題に発展する時もあります。自分を守る、家族を守る、そんな意味で嫌な思いをしないように『信頼できる情報』かどうかを確認しましょう。

それはどうやってすればよいのでしょうか?

簡単です。その情報の発信源が政府からのものかどうかを確認します。

  • アメリカ永住権(グリーンカード申請)の現状
  • アメリカ国際看護師免許の申請

このような『手続き関係の情報』をインターネットで調べるときは、アメリカ合衆国政府が発信源であるドメインかどうかを確認します。

アメリカの場合

アメリカの英語ホームページの場合は、
URLのドメインの一番後ろが、
govになっているか確認します。

govはアメリカの政府機関でしか使うことができないドメイン名です。

日本の場合

日本語のホームページの場合は、
URLのドメインの一番後ろが、
go.jpになっているか確認します。
go.jpは日本の政府機関でしか使うことができないドメイン名です。

アメリカは『変化』が早い国です。情報もどんどん更新されますので、カメナースブログ読者さまも、このことを意識して、ネットの情報収集をしてください。

アメリカ合衆国ミネソタ州の情報を調べたいとき

例えば、ミネソタ州の国際ナースに、どのようにしてなれるか確認したいとします。そのときは、ミネソタ州のナースボードの情報をみることで解決できます。

ミネソタ州のナースボードへのリンク

ミネソタ州のナースボードのURLは、パソコンで見た場合は、https://mn.gov/boards/nursing/です。

スマホで見た場合は、下の赤で囲んだところに「gov」とありますね。

ミネソタ州ナースボードのスクリンショット

英語ばかりで読めないって方でもGoogle通訳って方法があるので大丈夫なはずです。

アメリカ看護師に関するビザ・永住権の歴史

現状を知りたければ、歴史に学べとはよく言われることです。

アメリカの医療専門家の不足を補うために、看護師専用のビザが発行されるくらい優遇されていたときがありました。

アメリカ看護師ビザ・永住権申請の歴史まとめ

日本の看護師がアメリカの看護師として働くときに、申請していたビザ・永住権の歴史(2005-2019)

2005年より前

ナース専用の労働ビザ取得(H1Cビザ)

アメリカ看護師試験(NCLEX-RN)を受けて、免許が取得できると、H-1Cという看護師専用の労働ビザを取得して、アメリカで働くことができました。永住権にも「優先枠」があり、約半年〜1年くらいで取得できていました。

2005年

H-1C看護師専用の労働ビザ申請、一時停止

アメリカ看護師の不足を補うための看護師専用のH-1Cビザ申請が一時停止となりました。

2007年

H-1C看護師専用のビザ申請、2ヶ月間だけ再開

H-1Cビザ再開しましたが約2ヶ月間でまた停止になりました。

2009年

H-1C看護師専用のビザ申請終了とのアナウンスが発表されました

H-1Cビザ終了にともない、看護師も他の職業と同様のビザ申請・永住権申請をしています。

2019年現在
H-1Cビザは終了のままです

引き続き看護師も、他の職業と同様の申請をして永住権を取っています。

ナースの労働ビザ申請・永住権グリーンカード申請の歴史『USCIS情報』参照&引用リンク 

永住権申請に必要なCGFNSビザスクリーン

アメリカ国際看護師として永住権を取得するためには、CGFNSビザスクリーン証明書(サティフィケート)が必要です。下記のリストがそのときに提出する書類です。

  • アメリカ国内もしくは日本の高校と看護学校からの卒業証明書(英文)
  • アメリカ国内もしくは日本の看護学校からの単位及び学位取得証明(英文)
  • アメリカ国内もしくは日本の看護学校のカリキュラムシラバス(英文)
  • 過去に看護師として働いた雇用主からの証明書(最低2〜3年間の職歴書)
  • 英語力スコア(2年以内に取得したスコア)

この証明書はアメリカで看護師として働くために必要な、 教育・訓練・資格・経験・英語力などの能力を持っているかどうかを認定するものです。

証明書は、永住権の申請開始時には、必ずしも必要ではなく、「永住権が認可される前までに必要」となります。

永住権を取得して就業開始までのステップ

ここからの解説は、あくまで私カメナースが経験した、私だけのケースについて書いてます。

永住権の申請は個人個人によって全く違います。

そのため、ここでの内容がそのままあなたのケースに当てはまることを保証するものではありません。

カメナースは法律の専門家ではありません。必ず移民弁護士に相談してください。

アメリカ看護師試験NCLEX-RNに合格後、就活して雇用主が見つかればその雇用主がスポンサーとなってアメリカ永住権の申請をはじめます。

永住権の申請も実のところ自分でできます。ですがアメリカ国際看護師として申請する場合は、手続きが複雑になるため多くの人が移民弁護士さんに依頼します。

移民弁護士さんの費用は、就職先が出してくれる場合と自分で費用を用意する場合があります。

移民弁護士さんの費用は100万円〜とされている弁護士さんが多いです。

就職が決まった後からのステップを紹介しています。

ステップ1

移民弁護士さんを探す

雇用主が見つかったら、手続きを代行してくれる信頼できる移民弁護士さんを探します。

*信頼のおける移民弁護士を見つけるのも大変です。私は5人の弁護士さんにお会いして、その中から選びました。

ステップ2

移民弁護士さんから提出必要書類など伝授

*私が提出した書類などは、下記の記事で紹介しています。

ステップ3

給与額を雇用主に保証してもらう

申請の役職に該当する平均給与額を労働局より取得して、その給与額の支払いを雇用主に保証してもらいます。

ステップ4

役職を求人募集にて公募

このステップは、申請の役職に該当する能力と意志を持ったアメリカ人看護師が存在しないことを求人募集によって証明するステップです。

求人募集にて申請の役職にするアメリカ人がいなかった場合、弁護士さんがアメリカ人で役職が補えない証明を作成してくれます。

ステップ5

雇用主にに書類を作成してもらう

移民弁護士さんの指示に従って、雇用主に申請書類作成をお願いする。

*雇用主の過去の納税申告書 (Federal Tax Return) など何の書類が必要か案内してくれる。

ステップ6

自分の書類を集める

看護学校卒業証明書、単位証明書など、NCLEX-RN受験前のCGFNSに提出した書類に加えて、日本での看護職歴などで、「CGFNSビザスクリーンサティフィケート」をとる。これも移民弁護士さんが案内してくれる。

ステップ7

労働認定書(PERM/Labor Certification)申請

この時点で「Priority Date:プライオリティデート」が発行される。この日付が順番待ちの基準となって、どのくらいで次のステップへ行けるか確認できるようになる。

ステップ8

I-140(Petition for Immigrant Worker)申請

労働認定書が許可されたら、次はI-140と呼ばれる書類によって雇用主の審査がされます。

移民局が書類を受理した時点で、受理書(Receipt Notice)がもらえます。発送から約1、2週間かかりました。受理書から追跡番号がわかるので、移民局のウェブサイトにて申請状況の確認ができるようになります。

移民局から追加書類を要求されることもあるとのことです。

ステップ9

I-485(Adjustment of Status)申請

「Priority Date:プライオリティデート」が満たされた時点で「I-485(アジャストメントステータス)」を申請できます。この時点で「就労許可証:EADカード」が発行され、働くことができるようになります。まだ永住権は発行されません。

*アメリカにいる場合、日本に一時帰国したいなどの一時渡航許可証(Advance Parole)の申請もできるようになります。

ステップ10

健康診断

健康診断を要求されます。指定された病院やクリニックでHIVや梅毒などのチェックを受け、診断書を移民局に送付します。

ステップ11

永住権(グリーンカード)が発行

「Welcome to the United States of America」と書かれた紙とグリーンカードが送付されます。

看護学生・看護・看護師・アメリカ看護・海外生活などに関するVLOG動画配信中

アメリカ永住権グリーンカード申請のときに移民弁護士さんに出す必要書類の一例

永住権申請のときに移民弁護士さんに出す必要書類には次のようなもの(各移民弁護士さんの戦略によって多少異なるものあり)

  • CGFNSビザスクリーン審査結果証明書
  • アメリカ雇用先の証明書(タックス納税証明書など)
  • アメリカ国籍の看護師でなく移民国際看護師を雇用する必要がある理由が証明されるもの
  • その理由に沿ってアメリカで求人募集広告したが適任の応募者がいなかった証明
  • アメリカ看護師免許
  • またはNCLEX-RN テストに合格したことの証明書
  • 州によっては、ソーシャルセキュリティ番号がないために、州の看護師資格を得ることができないという証明書

まとめ

2020年は、アメリカ大統領選の年です。

アメリカ看護関連のことも、変化がある年になるかもしれません。変化や情報に敏感になることは、得になること間違いなしです。

アメリカ国際看護師になるための情報を探すときは、嫌な思いをしないため、自分自身で『正確』な『信頼性』のある情報を収集することが大切です。

というわけで、今回は以上にします。

著者:日本看護師、アメリカ・ニューヨーク州、カリフォルニア州国際看護師、1級ネイリスト カメナース

About Me

看護師ブログ
カメナース
プロフィール
Kame Nurse, BSN, RN
Japan
New York State
California state

北海道生まれ。九州と中部の看護学校を卒業後、准看護師 → 看護師免許を取得。看護奨学金を返済後に上京する。看護が好きすぎて、ほぼずっと2つ3つの病院をかけもちしながら働いてました。その後ニューヨークへ渡米。NCLEX-RN試験に合格。ニューヨーク州国際看護師 New York State Registered Nurse になる。その後、ライセンスをCalifornia State, RNにエンドース。外科、内科、循環器外科、集中治療室、整形外科、耳鼻咽喉科、訪問看護、在宅看護、夜勤専門看護師、オペ室、ファミリープラクティス、美容外科、美容皮膚科、メディカル・スパの診療科に勤務。看護師になりたいと思ったきっかけは幼少のころから父の転勤が多かったこと。どこに住んでも活かせる絶対安定の資格とスキルを身に付けておきたいと思い、現在進行中。さらに詳しくという方は詳細ページへどうぞ。

プロフィール詳細

カメナース note

CGFNS私の提出書類 note

学位授与機構単位振り分 note

亀ソーシャルメディア
フォローはこちらから

アメリカ看護師

なるには?種類いろいろ
ニューヨーク看護師勉強方法
カリフォルニア看護師難易度
ハワイ看護師服装って?
海外で看護師仕事内容は?
高収入・麻酔科看護師求人・就職

日本看護師

なるには?看護師の服装って?
看護学生の休み仕事満足?
看護実習のコツ求人・就職
国家試験難易度年収

CGFNS

学位授与機構(通信大学)

カテゴリー

サイト内検索

人気の記事

ピックアップ記事