アメリカ国際看護師ビザ・永住権グリンカード取得までの現状&現実
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アメリカ国際看護師ビザ・永住権グリンカード取得までの現状&現実

こんにちは!
日米看護師のカメナースです。

今回は、国際看護師としてアメリカで働くために必要な、ビザそして永住権(グリーンカード)についてのお話です。

米国留学、パートナーの転勤、現地で就職・転職する際に話題になるのがビザやグリーンカードのこと。

何のステータスでステイしてるの?

これは「何のビザ持ってるの?」ってことで
この類の会話は日常茶飯事に行われます。

アメリカ看護師試験(NCLEX-RN)を受け合格!
アメリカ看護師免許発行!
アメリカ看護師試験に合格して免許を持っているだけでは、アメリカで看護師として働けないのです。

そこで今回は、アメリカで看護師として働くときに取得する『就労ビザや永住権(グリーンカード)』について解説します。

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NCLEX-RNテスト合格おめでとうございます!アメリカ看護師として働くための準備を始める方や一度就職したけどもっと良い職場を探したい方へ、アメリカ国際看護師メンターがサポートします。このサービスは、アメリカ国際看護師になるための「最後の関門であるアメリカで看護師として就職するまでをフルサポートするメンターサービス」です。

 

アメリカ永住権(グリーンカード)の現状を確認する方法と注意点

アメリカのグリーンカードは、なにも看護師だけが取得するわけではありません。 世界中からアメリカに移住したい人が取得しようとします。

ビザに至っては、就労可能なステータスのビザはアメリカで働きたい人が取得する義務となっています。

永住権(グリーンカード)の情報は政府のドメインからチェックする

世界一の経済大国であるアメリカは、看護師のみならず、様々な分野の人々が多くの収入を得ることができる憧れの国。(格差が大きくなっています...)

そのためアメリカに移住できるグリーンカードを取得する件に情報は、世界中に溢れかえっています。中には全く信憑性のないウソの情報も飛び交います。

その為、これから申請を検討している方は、『正確』で『信頼』のおける情報をみる目を養うことが大切です。

ビザやグリーンカードの問題は、あなたの家族にまで関わる問題に発展する時もあります。自分を守る、家族を守る、そんな意味で嫌な思いをしないように『信頼できる情報』かどうかを確認しましょう。

それはどうやってすればよいのでしょうか?

その情報の発信源が米国政府からかを確認しましょう。

  • アメリカ永住権申請(グリーンカード申請)の現状
  • アメリカ国際看護師免許の申請

このような『米国の手続き関係の情報』をオンラインで調べるときは、アメリカ合衆国政府が発信源であるドメインかどうかを確認します。

アメリカの場合

アメリカの英語ホームページの場合は、
URLのドメインの一番後ろが、
govになっているか確認します。

govはアメリカの政府機関でしか使うことができないドメイン名です。

ちなみに、日本国政府が発信源であるドメインかどうかを確認は下記です。

日本の場合

日本語のホームページの場合は、
URLのドメインの一番後ろが、
go.jpになっているか確認します。
go.jpは日本の政府機関でしか使うことができないドメイン名です。

カメナースメンター

アメリカは『変化』が早い国です。
情報もどんどん更新されます。先たる感染症の影響で、各機関のオンライン化が予測以上に早く便利に更新されました。 カメナースブログ読者さまも『このことを意識して』まずは母国語の日本語で予備知識をつける。その後に英語で政府機関からの情報から収集をしてください。

アメリカ合衆国ミネソタ州の情報を調べたいとき

例えば、ミネソタ州の国際ナースに、どのようにしてなれるか確認したいとします。そのときは、ミネソタ州のナースボードの情報をみることで解決できます。

ミネソタ州はメイヨー・クリニック(Mayo Clinic)があるので医師や看護師も渡米することが多い州です。

ミネソタ州の看護審議会:ナースボードへのリンク

ミネソタ州のナースボードのURLは、パソコンで見た場合は、https://mn.gov/boards/nursing/です。

スマホで見た場合は、下の赤で囲んだところに「gov」とありますね。

ミネソタ州ナースボードのドメイン名

英語ばかりで読めないって方でも翻訳アプリがあるので大丈夫なはずです。

その他の州の情報は下記の記事からご覧いただけます。

アメリカ看護師に関するビザ・永住権(グリーンカード)の経緯・歴史・現状

現状を知りたければ、歴史に学べとはよく言われることです。

アメリカの医療専門家の不足を補うために、看護師専用のビザが発行されるくらい優遇されていたときがありました。

アメリカ看護師ビザ・永住権申請の歴史まとめ

日本の看護師がアメリカの看護師として働くときに、申請していたビザ・永住権の歴史(2005-2023)

2005年より前

ナース専用の労働ビザ取得(H1Cビザ)

アメリカ看護師試験(NCLEX-RN)を受けて、免許が取得できると、H-1Cという看護師専用の労働ビザを取得して、アメリカで働くことができました。永住権にも「優先枠」があり、約半年〜1年くらいで取得できていました。

2005年

H-1C看護師専用の労働ビザ申請、一時停止

アメリカ看護師の不足を補うための看護師専用のH-1Cビザ申請が一時停止となりました。

2007年

H-1C看護師専用のビザ申請、2ヶ月間だけ再開

H-1Cビザ再開しましたが約2ヶ月間でまた停止になりました。

2009年

H-1C看護師専用のビザ申請終了とのアナウンスが発表されました

H-1Cビザ終了にともない、看護師も他の職業と同様のビザ申請やグリーンカード申請をしています。

2023年現在
H-1Cビザは終了のままです

引き続き看護師も、他の職業と同様の申請をしてグリーンカードを取得しています。

【米国で看護師として働く外国人労働者向けのビザの種類】

H-1Bビザ、TNビザ、EB-3ビザ、O-1ビザ、F-1ビザ(OPT)

【各種ビザの説明】

H-1Bビザは、特定の職種である「専門職」の外国人労働者向けのビザです。看護師は、H-1Bビザの資格要件を満たしている場合、H-1Bビザを取得することができます。

TNビザは、アメリカとカナダの間で締結された北米自由貿易協定(NAFTA)に基づき、一部の職種のカナダ人またはメキシコ人労働者向けに提供されるビザです。看護師は、TNビザの資格要件を満たしている場合、TNビザを取得することができます。

EB-3ビザは、専門職や技術労働者、または不熟練労働者向けのビザです。看護師は、EB-3ビザの資格要件を満たしている場合、EB-3ビザを取得することができます。

O-1ビザは、傑出した能力を持つ外国人労働者向けのビザです。看護師がO-1ビザの資格要件を満たしている場合、O-1ビザを取得することができます。

F-1ビザは、米国での学生ビザです。看護師が米国の看護学校で学位を取得するためにF-1ビザを取得することができます。

上記のビザは、看護師が米国で働くための代表的なビザですが、資格要件や申請手順は異なりますので、事前に詳細を確認することをお勧めします。

看護学士、看護修士を保持してない看護師は、雇用主(スポンサー)探しが年々と厳しい現状となっています。そのためグリーンカード申請スポンサーをスムーズに探すため学位アップが必要なこともあります。MUSTではありません。

ナースの労働ビザ申請・グリーンカード申請の歴史
『USCIS情報』参照&引用元リンク 

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看護師がビザや永住権(グリーンカード)を申請する時に必要なCGFNSビザスクリーン

アメリカ国際看護師としてグリーンカードを取得するためには、CGFNSビザスクリーン証明書(サティフィケート)が必要です。下記のリストがそのときに提出する書類です。

  • アメリカ国内もしくは日本の高校と看護学校からの卒業証明書(英文)
  • アメリカ国内もしくは日本の看護学校からの単位及び学位取得証明(英文)
  • アメリカ国内もしくは日本の看護学校のカリキュラムシラバス(英文)
  • 過去に看護師として働いた雇用主からの証明書(最低2〜3年間の職歴書)
  • 英語力スコア(2年以内に取得したスコア)

この証明書はアメリカで看護師として働くために必要な、 教育・訓練・資格・経験・英語力などの能力を持っているかどうかを認定するものです。

証明書は、グリーンカードの申請開始時には、必ずしも必要ではなく、「グリーンカードが発行される前までに必要」となります。

永住権(グリーンカード)を取得して就業開始までのステップ

永住権を取得して就業開始までのステップ
永住権(グリーンカード)

ここからの解説は、あくまで私カメナースが経験したケースについて書いてます。

グリーンカードの申請は個人個人によって全く違います。
そのため、ここでの内容がそのままあなたのケースに当てはまることを保証するものではありませんので、ご了承ください。

移民弁護士に相談が必要な移民に関するご相談は『お問い合わせ』よりご連絡ください。相談内容に適した専門家に相談いたします。

アメリカ看護師試験NCLEX-RNに合格後、就活して雇用主が決定した時点で、雇用主がスポンサーとなってアメリカグリーンカードの申請をはじめます。

永住権(グリーンカード)申請のスポンサー(雇用先)になる病院や施設、企業へ就職が決まった後のステップ

ステップ1

移民弁護士を探す

雇用主が見つかったら、手続きを代行してくれる信頼できる移民弁護士を探します。

*信頼のおける移民弁護士を見つけるのも大変です。筆者は5人の弁護士にお会いして、詳しい話を聞き、見積もりを比較して、その中から選びました。
筆者の友人は、就労ビザ申請の最中に、移民弁護士に雲隠れされた、そんなトラブルも発生してしまう国がアメリカです。移民弁護士の力量により、就労ビザやグリーンカードが取得できるか、できないかに関係します。そのため、移民弁護士選びも慎重にが懸命です。

ステップ2

移民弁護士から提出書類や方法を伝授される

就職先や申請者の経歴によって、CGFNSビザスクーンやグリーンカード申請費用、移民弁護士の費用は、就職先が出してくれる場合と自分でその費用を用意する場合があります。

*CGFNS・NCLEX受験審査申請とCGFNSビザスクリーンは、全く別の申請手続きになります。費用も別々です。
混同しないように注意してください!

*筆者が提出した書類などは、下記の記事で紹介しています。

ステップ3

給与額を雇用主に保証してもらう

申請の役職に該当する平均給与額を労働局(U.S. BUREAU OF LABOR STATISTICS)より取得して、その給与額の支払いを雇用主(スポンサー)に保証してもらいます。

ステップ4

役職を求人募集にて公募

このステップは、申請の役職に該当する能力と意志を持ったアメリカ人看護師が存在しないことを求人募集によって証明するステップです。

求人募集にて申請の役職にするアメリカ人がいなかった場合、弁護士がアメリカ人で役職が補えない証明を作成してくれます。

ステップ5

雇用主にに書類を作成してもらう

移民弁護士の指示に従って、雇用主に申請書類作成をお願いする。

*雇用主(スポンサー)のタックスID番号、過去の納税申告書 (Federal Tax Return) など何の書類が必要か案内してくれる。

ステップ6

自分の書類を集める

看護学校卒業証明書、単位証明書など、NCLEX-RN受験前のCGFNSに提出した書類に加えて、日本での看護職歴などで、「CGFNSビザスクリーンサティフィケート」をとる。これも移民弁護士が案内してくれる。

ステップ7

労働認定書(PERM/Labor Certification)申請

この時点で「Priority Date:プライオリティデート」が発行される。この日付が順番待ちの基準となって、どのくらいで次のステップへ行けるか確認できるようになる。
Priority Dateの進行状況を確認するには、国務省のウェブサイトから確認します。Priority Date確認URLはアップデートされたりします。しかし、移民弁護士が最新の情報を教えてくれるので安心でした。

ステップ8

I-140(Petition for Immigrant Worker)申請

労働認定書が許可されたら、次はI-140と呼ばれる書類によって雇用主の審査がされます。

グリーンカード申請の雇用主(スポンサー)病院・施設・企業などが、申請者に労働局が定める規定の給料を支払うだけの経済的能力があるかを審査されます。そのため、病院・施設・企業などが赤字のような場合は審査通過しないこともあるようです。

移民局(USCIS)が書類を受理した時点で、受理書(Receipt Notice)がもらえます。発送から約1、2週間かかりました。受理書から追跡番号がわかるので、移民局のウェブサイトにて申請状況の確認ができるようになります。

この審査の期間も申請した時期やグリーンカード申請スポンサーである病院・施設・企業の状態によって変わってくるとのことです。

移民局から追加書類を要求されることもあるとのことです。

ステップ9

I-485(Adjustment of Status)申請

「Priority Date:プライオリティデート」が満たされた時点で「I-485(アジャストメントステータス)」を申請できます。この時点で「就労許可証:EADカード」が発行され、働くことができるようになります。まだグリーンカードは発行されません。

*アメリカにいる場合、日本に一時帰国したいなどの一時渡航許可証(Advance Parole)の申請もできるようになります。

ステップ10

健康診断

健康診断を要求されます。指定された病院やクリニックでHIVや梅毒などのチェックを受け、診断書を移民局に送付します。

ステップ11

永住権(グリーンカード)が発行

「Welcome to the United States of America」と書かれた紙とグリーンカードが送付されます。

グリーンカードの申請もCGFNSビザスクーンと同様に自分で申請できます。ですがアメリカ国際看護師として申請する場合は、手続きが複雑なため多くの看護師は、移民弁護士に代行依頼します。移民弁護士の力量もあ離ますが、就労ビザやグリーンカードの申請は、申請したら100%取得が保証される手続きではありません。

看護学生・看護・看護師・アメリカ看護・海外生活などに関するVLOG動画配信中

アメリカ永住権(グリーンカード)申請のときに移民弁護士に出す必要書類の一例

グリーンカード申請のときに移民弁護士に出す必要書類には次のような書類があります。申請者個人の経歴や移民弁護士の戦略によって多少異なる書類があります。

  • CGFNSビザスクリーン審査結果証明書
  • アメリカ雇用先の証明書(タックス納税証明書など)
  • アメリカ国籍の看護師でなく移民国際看護師を雇用する必要がある理由が証明されるもの
  • その理由に沿ってアメリカで求人募集広告したが適任の応募者がいなかった証明
  • アメリカ看護師免許
  • またはNCLEX-RN テストに合格の証明書
  • 州によっては、ソーシャルセキュリティ番号がないために看護師資格を得ることができない証明書

アメリカ永住権(グリーンカード)申請に関するよくある質問

質問:アルバイター看護師として勤務したいのですが、その2年も臨床経験に含まれますか?
回答:アルバイター、パートタイムの職歴も臨床経験に加算されます。ただし、フルタイムの2年間の実務経験に匹敵するには、週に20時間で、少なくとも4年間のパートタイムが同等の臨床経験と計算されることが多いとのことです。
その点をアメリカ移住計画に組み込むのが良いと思います。
移民法や州の規定は、たびたび変更されることがあるので、移民弁護士や米国政府配信の最新情報を得るようにして下さい。
質問:看護助手や准看護師でもアメリカ永住権グリーンカード申請ができますか?
回答:私が知っている限りでは、准看護師や看護助手の資格での取得はきびしい現状です。
編入学してキャリアアップを考えるとよいです。その際には、今までに取得した単位を活用しましょう。
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看護学学士とは?看護大学 ( 4年制 ) 卒業の看護師のことです。4大卒でない場合、就職&転職しにくい、転職しても条件が良くない、給料安い、大学院に進学できないのデメリットがあります。看護学士を安く、早く取るおすすめ通信大学と学位授与機構の利用方法を紹介しています。

質問:アメリカ永住権(グリーンカード)申請、看護師は優遇されているのですか?
回答:特別に優遇されていたのは、昔の話です。アメリカ海外移住・看護師は優先されるの?さすが移民法弁護士! の記事を参考にされてください。しかし、移民法も変更になるので、最新の情報を収集されると良いです。新型コロナがもたらすアメリカ看護師「優先永住権」法案の審議入り!
質問:アメリカ看護留学やアメリカ永住権(グリーンカード)申請のこと、身近に質問ができないとき、カメナースさんは誰に相談していたのですか?
回答:自分が進みたい目標を既に叶えている先輩を自力で見つけて相談していました。先輩とは、卒業した学校、編入の有無、持っている看護学位など、違っていたので、グリーンカードのことは、移民法の弁護士さんに相談していました。

まとめ

アメリカ国際看護師ビザ・永住権グリンカード取得までの現状&現実

アメリカ大統領は、トランプ大統領からバイデン大統領に変わりました。

後々、嫌な思いをしてしまわないように『正確』な『信頼性』のある情報を収集することが大切です。

ビザやグリーンカードの情報は政府のドメインからかどうかチェックしましょう。

変化がある年は
情報に敏感になると良いですよ。

というわけで、今回は以上にします。

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著者:日本看護師、アメリカ・ニューヨーク州、カリフォルニア州国際看護師、1級ネイリスト カメナース

About Me

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運営者情報
Kame Nurse, BSN, RN
Japan
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北海道生まれ。九州と中部の看護学校を卒業後、准看護師 → 看護師免許を取得。看護奨学金を返済後に上京する。看護が好きすぎて、ほぼずっと2つ3つの病院をかけもちしながら働いてました。その後ニューヨークへ渡米。グローバル・エデュケーション・ニューヨーク、コロンビア大学留学後、NCLEX-RN試験に合格。ニューヨーク州国際看護師 New York State Registered Nurse になる。その後、ライセンスをCalifornia State, RNにエンドース。外科、内科、循環器外科、集中治療室、整形外科、耳鼻咽喉科、訪問看護、在宅看護、夜勤専門看護師、オペ室、ファミリープラクティス、美容外科、美容皮膚科、メディカル・スパの診療科に勤務。看護師になりたいと思ったきっかけは幼少のころから父の転勤が多かったこと。どこに住んでも活かせる絶対安定の国家資格とスキルを身に付けておきたいと思い現在も進行形。さらに詳しく運営情報ページへどうぞ。

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