【国際看護師】アメリカ看護師免許を日本看護師免許を活かし取る方法|手続き・留学・疑問解決まとめ

こんにちは、
日本看護師、アメリカ・ニューヨーク、カリフォルニア国際看護師のカメナースです。
『日本の看護師免許を活かして、国際看護師になれるの?』
『なりたいけど自分にできるのかな?』
『英語得意でないし...』
『自分で準備や手続きできるのかな?』
そんな心配よくわかります。
だって私がそうでしたから...
そこで、今回はそんな悩みを持つ方のための記事です。
『一番大変なのは留学でもなく、勉強でもなく、就活です。』
『お金を使うタイミングを間違えないで...』
こんな内容になってます。
この記事の目次
- 『国際看護師になりたい』イコール『即・看護留学』?!
- 留学もせずにアメリカ国際看護師になれるの?
- アメリカ国際看護師には、日本の看護師免許を活かしてなることができる
- アメリカ国際看護師免許|受験条件が厳しい州もある
- アメリカ看護師免許が取りやすいニューヨーク州の手続き【3ステップ】
日本で取得した単位の審査を受ける
受験番号を発行してもらう
アメリカ看護師試験 NCLEX-RNを受ける
目次をタップすると内容へジャンプします。
『国際看護師になりたい』イコール『即・看護留学』?!
私カメナースが失敗したと思ったこと
あなたのゴールが『海外で看護がしたい』のでしたら、即・看護留学はゴールを遠ざけてしまうかもしれません。
カメナースや多くの留学体験者は、いつ留学したらいいのかを知らずに留学してたからです。
留学中にアメリカ看護師免許を取らなければ期間限定の『看護インターンシップ OPT 』すらできないのです。
留学するならアメリカ看護師免許を日本で取った後
あなたが日本の看護師免許を持っていて、『海外留学して国際看護師なろうかな〜』と考えているのなら、海外留学のタイミングは、日本でアメリカ看護師試験NCLEX-RNに合格した後が一番だと思うのです。NCLEX-RNの本やアプリで勉強している間に英語力がアップ↑↑することは、言うまでもありません。
アメリカ看護師免許を取った後にもし留学したければ、その間に就職先が早めに見つかれば留学期間を短くでき費用のセーブもでますし、留学期間を最大限に使って看護師として就活することが可能です。
もし看護師として最初から仕事する自信ない、そんなときこそ、留学のタイミングだと思うのですがいかがですか。看護助手や准看の求人も視野に入れて就活もできますし。
長期間の看護留学せずに就活に成功してアメリカ国際看護師として活躍している後輩もいます。
留学せずにNCLEXテストに合格の後輩も!もちろんいる!これが現状です。
留学のタイミングや留学の期間などを見誤ると時間とお金を浪費してゴールが遠くになってしまうのです。アメリカ看護師の就活は日本と違う!の記事もあわせてご覧ください。
留学もせずにアメリカ国際看護師になれるの?
国際看護師になるために最初に必要なこと

でも、『留学もせずにアメリカの看護師試験に合格なんて難しそう』って思う方。実は、NCLEX-RN試験に必要なのは『中学程度の文法で書かれた英語が読める』そして『看護がわかる』この2つがあれば大丈夫です。
日本の看護師国家試験を受けたあなたならわかると思いますが、NCLEX-RN試験も国試と同様、暗記(覚える事)が殆どです。英語が喋れる、喋れない、書ける、書けないは、NCLEX-RNを受験する段階では必要ありません。そもそも、『看護は世界共通』です。
アメリカ国際看護師になるゴールを達成できない人はどうしてなの?
アメリカ国際看護師になって、海外で仕事をするゴールを達成するには、『時間・勉強・お金』この3つを上手にマネージして実行するタイミングを間違えないことです。
これは看護計画と同じです。上手にマネージすれば、ゴールである「国際看護師として就職→海外移住」の近道になると強く感じました。
私、カメナース自身が、「これが分かってたら、そんなことしなかったのに!!」と思うことはたくさんあります。
私が通ったアメリカ看護師試験対策学校には、世界中から80人程の学生がいました。しかし、実際にアメリカで看護師として働くことができたのは、その中の10人以下です。「NCLEX試験の難易度が高いからでしょ?」そう思われるかもしれませんが、実はそれが理由ではありません。
最大の理由は、
- 『留学費用:生活費込みで1年半で約300万円〜』
- 『移民弁護士費用:約100〜300万円』
『一番大変なのは留学でもなく、勉強でもなく、就活して、永住権とり、移住する』時期です。就活、永住権、移住に必要な費用を先に使い果たしてしまい挫折してしまうのです。遠回りになりえる道を進んでしまうのです。
アメリカへ看護留学する時は、学生ビザを取得します。この学生ビザでは、特別な人を除いては、アメリカで仕事ができません。
全く収入なしでアメリカ生活を送る羽目になるのです。
そこで、アメリカ国際看護師になるために必要な『全ての手順と手続き』何百万円、何千万円!!ものお金を使わずに!を記事にしています。この記事の一番下にリンクしています。是非、ご覧ください。
アメリカ看護留学を考えている人は、
アメリカ看護留学の前に
- かなりの額を貯金する
- 働かなくても収入が入る投資をしておく
- 留学の期間、やしなってもらうことができる両親からの援助
- 留学の前にアメリカ人と結婚、パートナーを見つけたり
資金計画と行動計画をしっかり立ててくださいね。
トラブルに巻き込まれないために
カメナースの読者さんからたくさんの相談を受けています。その中で特に多いのがお金に関することです。
- 留学手続きの代行してくれるエージェントさんの費用が高い。
- 費用が高いのに、看護に詳しくない人が代行しているから、代行の意味なく何もしてもらえない。
- 代行なのに、自分と手続きに不慣れな自分の看護学校とでする事ばかりで代行の意味が分からなかった。
- 代行料金を前払いしたのにトラブル続きで現地就職までたどりつけない。もちろん返金もしてもらえない。
- 代行の良いレビューを提出しなかった事で、途中でサポートを中断された。
- 料金の中に一番サポートして欲しい部分の費用が含まれてなかった。
- 同期の友人を作ろうと思い看護留学したのに、同期の学校の人は、みんな就活ライバルで、詳細な情報を聞けない、話してくれない。
- お金がある人だけが優遇され代行してもらえてる。
『なんとか、解決できる方法はないのでしょうか?』 こんな感じのメッセージをたくさんいただきます。
留学って聞けば大半の人は憧れるイメージでポジティブな印象がありますよね。
でも留学した後に気づくことって、かなり現実的でネガティブなことも多いんです。読者さんからのご相談の中には、『信じられない!そんなことってあるの!?』って思うことが多々あります。
あなたがこれから進んで行こうと思っているアメリカ看護の道。実際にいろいろな経験をした先輩たちから話を聞くことができる場をもうけてます。
アメリカへ渡米しているので、時差の関係があり予約制になってます。予約は、看護師応援サイト・カメナース へご連絡ください。

大事なのは「就職のとき」です。そのときに必要な「ビザスクリーン」というステップの際に、あなた自身が手続きを把握していないと、トラブルに巻き込まれることがあるので、もし代行業者さんに頼む方も、「手続きの詳細くらいはきちんと把握しておくのが懸命」です。
ドジでのろまで学歴もない私でもゴールを達成しました。私の後輩には、留学せずに就職した看護師もいます。頑張りしだいで、看護師応援サイト・カメナースの読者のみなさんにもできるはずです。
これからアメリカの国際看護師になっていくあなたが目標を達成して、『やりがいのある看護』ができますように♡
困りごとがありましたら「相談サービス」もご利用ください。
アメリカ看護師には、日本の看護師免許を活かしてなることができるの?
日本の看護師免許を持っているあなたは、アメリカ看護師になる為の『NCLEX-RNの受験資格』も同時に手に入れているんです。
日本看護師になるために取った『単位』を『アメリカ看護師になるための単位』に、換算・審査するシステムが、アメリカと日本の間にあるんです。
アメリカ看護師試験「NCLEX-RN」は、『東京』と『大阪』でも受験することができます。
あなたが「日本の看護師国家試験に合格した直後の学生の方」であれば、すぐにでも勉強するのがベストタイミングだと思います。
「やっと勉強が終わったところでまた勉強!?」って思う方もいるかもしれませんが、将来国際看護師を目指すのであれば、記憶の新しいうちに勉強した方が効率がいいです。
看護師免許活用して国際看護師・アメリカ看護師免許が取れる
アメリカ国際看護師免許|受験条件が厳しい州もある
日本の看護師の免許は、どこの県で働くにしても、同じ看護師免許で大丈夫です。
アメリカの場合は違うんです。
アメリカの看護師免許は、ニューヨーク州、ハワイ州、カリフォルニア州、ミシガン州など、各州から発行されます。アメリカには50の州があります。
州によっては試験受験の条件が厳しい州もあります。反対に、わりと簡単な条件で試験を受けることができる州もあります。
アメリカ50州の中から、どこの州の看護師免許を取るのか?それにより、手続きの仕方が若干違うことを知っておいてください。
- パートナーが海外転勤になる可能性あるとすればどこの州?
- 都会がいいのか?地方がいいのか?
- 人気の州はハワイ州とニューヨーク州
- 消費税がないのはオレゴン州
- 看護師の給料が世界一良いはカリフォルニア州
人によって選ぶ基準は様々ですが、アメリカ看護師の免許を取る前に、各州の特徴を把握しておくと良いです。
カリフォルニア州の受験条件は厳しい!ハードル高い!
私が免許を持っているカリフォルニア州は、看護師免許をとるのに厳しい州です。
ロサンゼルス、ビバリーヒルズ、ハリウッド、サンタモニカ、マリブ、ディズニー、ユニバーサルスタジオなど、日本人にも良く知られ、観光客も多い人気の州です。なぜ、カリフォルニア州は厳しいの?
厳しい・カリフォルニア州
- ソーシャル・セキュリティ・ナンバー(SSN)が必要
- 英語テストスコアが必要(TOEFL iBT 83 程度、スピーキング 26 または、IELTSオーバオール点数 6.5 スピーキング7.0 程度)
この【2つの条件】を「NCLEX受験の前」にクリアしていないと、アメリカ看護師になるためのテスト、NCLEX-RN試験を受けることができないからです。
ニューヨーク州・受験しやすい
- ソーシャル・セキュリティ・ナンバー(SSN)不要
- 英語テストスコアが必要なし
受験条件の厳しい州のカリフォルニア州と比べ、ニューヨーク州の受験に必要な条件は『日本の看護師免許があることだけ』です。
ソーシャルセキュリテーナンバー(SSN)とは
アメリカ社会保障番号のことで、日本のマイナンバーのようなものです。数字が9桁並んでいます。
アメリカで働けるビザが発行されると取れる番号で、アメリカ看護留学をしても、すぐには取れない番号です。
英語テストスコア
TOEFLスコアについては、TOEFL公式ページをご覧ください。
IELTSに関しては、国際看護師・看護留学・CGFNSで必要な英語資格はTOEFL?IELTS?どっち?をご覧ください。
厳しい条件でもあきらめる必要はない
アメリカ看護師免許取るのに厳しい条件のカリフォルニア州、ハワイ州だからと、あきらめる必要はないです。
例えば、ニューヨーク州看護師免許を取って、その免許を他の州に、『NCLEX-RN試験なし、手続きのみ』で、移動することができる州もあります。私もニューヨーク州からカリフォルニア州へ引っ越ししたので、免許移動しました。
ニューヨーク州から厳しい条件のカリフォルニア州への免許の移動(書き換え・エンドース)。2018年頃から年々、条件が厳しくなっています。関係しそうな方は、アメリカ看護師になる行動計画を立てる時に十分に注意してください。
アメリカには、いろいろな州をまたいで仕事ができる『アメリカ看護師免許提携のシステム:NLC』があります。
トラベルナースは、このシステムを利用して、いろいろな州で仕事をします。
詳しくは、下記の記事にまとめています。
下の記事は、私が調べた他の州のNCLEX受験に必要な条件です。
人気の高い、ハワイ州国際看護師になる方法は、下記の記事を参照してください。
この先は、私も取得した「アメリカ、ニューヨーク州の看護師免許をとる手続きの流れ」を体験付きで解説していきます。
アメリカ国際看護師免許が取りやすいニューヨーク州の手続き3ステップ
ステップ1 - CGFNSで日本で取得した単位の審査を受ける
CGFNSとは、「Commission on Graduates of Foreign Nursing Schools」の頭文字をとった組織の名前です。日本語では「外国看護学校卒業者審議会」と訳します。まず最初にこの機関に書類を提出します。
このステップは、アメリカの看護師になるにあたって、大きな難関の1つです。
理由は「日本の看護学校では英語での提出書類作成に不慣れな学校が多く、履修した科目の翻訳によっては、受験要件を満たしていないと見なされてしまい、受験許可がおりないこともあるからです。
とはいえ、審査手続きは『必要書類の準備に時間がかかることはあっても、看護過程を卒業した私達にとっては難しいことではない』んです。
『なぜなら私たちは看護師ですもの』
心配なのは、『看護のことを知らない、看護過程を修了していない留学業者の人や翻訳会社の人が手続きを代行すること』で、通常は半年〜1年で結果がでるところが、あなたの審査結果の到着が遅れたり、不合格になることです。
私が卒業した看護学校は、専攻科2年制の学校で看護科の中で一番少ない単位で看護師になれるコースでした。ネイリストの学校の経験も加えてしまったため審査に時間がかかってしまいました(汗。
が、これと言って「追加の修学」をする必要も無く、『CGFNS審査は合格』できました。
試験を受ける前の審査手続きを業者さんに代行してもらった方、少なくともカメナースに相談してきた方の中では「高い確率で、ビザスクリーンという就職・永住権を申請する最後の段階になってトラブルが発生」してます。
そのため、CGFNSの手続きは「アメリカ国際看護師をゴールに目指している全ての人が必ず把握して、自分の英語力アップのため、これから続いていく他の手続きを自分でできるスキルを養っていくためにも、自分で行うべきこと」です。
CGFNSの手続き、履修した科目の表現方法に不備があると審査に時間がかかるので、
私カメナースが実際に提出した実物の書類
- シラバス&カリキュラム日本語&英語翻訳
- 単位履修証明書
- CGFNS専用の取得単位振り分け表
について「【一番人気】カメナースが実際にCGFNSに提出した単位振り分け表」に掲載しています。よろしかったら参考にされてください。
【一番人気】カメナースが実際にCGFNSに提出した単位振り分け表
カメナース自身がCGFNSで申請し、合格した時に実際に提出した「単位振分表」そのものです。「看護シラバス・カリキュラム」「単位修得表(日本語&英翻訳)」と「CGFNS単位振り分けブレークダウン用紙(英語)」の3つが含まれます。
お手本として、参考として、あなた自身で手続きを進めて頂けるように作ったつもりです。
また、
- CGFNSのアカウントの作り方
- 手続きの方法
- 卒業校への書類の依頼の仕方
- 審査を長引かせないようにする注意点
詳細なCGFNSを知るは、下の記事へ
「それでもやっぱり不安」という方には「カメナースメンター | 日米看護に挑戦する人を応援するサービス」もご利用いただけます。
それ以外にも、「ちょっとした相談にのって欲しい」、「わからないことを聞きたい」という方は、【無料相談】や「【カメナースが答える】メンター相談チケット1回分」をご利用ください。
カメナースがメンターとして直接答えます。情報に惑わされないための相談チケットです。メンターとは、あなたが目指すその先を経験・実現した助言者・教育者のことです。「LINEで50分程度(アメリカ在住の方は携帯でもOK)」お話しさせていただきます。
「note.com」の「カメナースnoteをはじめる」の記事も覗いてみてください。
ステップ2 - ニューヨーク州の試験を受ける受験番号を発行してもらう
CGFNS審査に合格後、ニューヨーク州看護師試験を受ける『受験番号発行』の手続きを進めました。
ニューヨーク州看護委員会のホームページで、自分のオンラインアカウントを作り、料金を支払いました。(2019年現在の申請料金$200です、クレジットカード支払い可能です)
CGFNSが自動的に、審査合格の結果をニューヨーク州看護委員会に転送してくれたので、費用さえ支払えば、受験番号(ATT:Authorization to Test)が発行されて届くのを待つだけでした。
ATTが届いたら、オンラインで試験日の予約を入れました。
自分の好きな日、好きな時間に試験を受けることができるアメリカ看護師試験、これは日本の看護師国家試験とは大きく違っていて、うれしかったです。
ステップ2の手続き方法は簡単ですが、オンラインアカウント作成先など、下記の記事にまとめています。
ステップ3 - アメリカ看護師試験( NCLEX-RN )を受ける
先ほどから何回も登場のアメリカ看護師になるための試験の名前はNCLEX-RN(エヌクレックス・アールエヌ)と呼ばれています。
RNはRegistered Nurseの略語で看護師ことになります。
このNCLEX-RN試験に合格できればアメリカ看護師免許が取れます。
アメリカにも2-3年の修学で取れる准看護師の資格もあります。この准看護師試験はNCLEX-PNと呼ばれています。准看護師の資格のこと は、こちらの記事に書いていますので興味あればご覧ください。
アメリカ看護師試験(NCLEX-RN)は、CAT(Computer adaptive test)と呼ばれるテスト形式で、パソコンを使う試験です。日本の手書きマークシート形式の看護師国家試験とは大違いです。
パソコンのスキルは、マウスの操作ができれば良いくらいな感じです。
アメリカ看護師資格試験 NCLEX-RNについて、もっと詳しくまとめた記事。
下の記事は、『日本の看護師国家試験とアメリカ看護師試験(NCLEX-RN)の違い』をまとめた記事です。よろしかったらご覧ください。ここをタップするとYoutube動画を見ることができます。
CGFNS【2020年完全版】必要書類、手続き、注意点、全ての疑問解決!
アメリカの看護師になるときに、何かとお世話になる『CGFNS』という機関。「これって一体どんな機関?」「何をすればいいの?」こんな疑問に答えます。CGFNSへの必要書類、手続き方法、注意点、全ての疑問が解決できるようにまとめてみました。
国際看護師を目指せ!アメリカ看護師完全ロードマップ【最新版】
「アメリカで国際看護師に興味がある!」「どうやったらなれるの?」本記事は、こんな疑問を持つ方のために「独学でNCLEX-RN試験勉強→合格→永住権獲得→現地で働く」までに必要な全てについてを解説した「カメナースアメリカ看護師完全ロードマップ」です。