【看護師・編入学】3年次編入の看護システムを理解してキャリアアップ
こんにちは!
日本看護師、アメリカ・ニューヨーク、カリフォルニア国際看護師、1級ネイリストのカメナースです。
せっかく看護師するなら、
編入でもして
平社員ならぬ、平看護師から脱出しを考えている
そんなあなたに向けて人生も変わる、収入も変わる優良情報です!
- 日本での看護を脱出してアメリカに在住の方
- これからアメリカへ海外移住したい方にも応用できる情報です。
応用できる??
日本の看護教育と世界の看護教育は異なるので照らし合わせて応用が必要だからです。
あなたの看護学位とその相互性を確認して、将来的に損しないためにしっかりと情報を!
この記事は、そんな内容になっています。
この記事対象者
- 看護師になる進路を考え中の方
- 現在4大看護大学を卒業していない方
- 大学3年次編入を考えている方
- 海外の大学へ編入学したいと思っている方
- 海外の国際看護師免許を取ろうと思っている方
- 看護専攻科から大学編入を考えている方
この記事の目次
3年次編入とは?
3年次編入とは、要するに『編入学』することです。
大学編入は、3年次編入が一般的ですが、大学や学部によっては2年次編入の制度もあります。
3年次編入とは『看護師』だけが利用できることではなく、誰もが利用できる制度です。ここではわかりやすく看護師の例で話を進めていきます。
看護師3年次編入とは
- 看護専門学校
- 看護短大
- 看護専修学校
これらの学校を卒業後に、4年制の大学へ編入学することです。
看護師は看護学士(4年制大学卒業の称号
)をとることができます。
- 看護専攻科
卒業後に、4年制の大学へ編入学するときは、通常、特例3年次編入枠で2年間の勉強が大学で必要になります。しかし、専攻科の卒業年度や出席日数や取得済みの単位により特例3年次編入できないこともあるようです。詳しくは、編入学したいと思っている大学へ問い合わせをしてみましょう。
3年次編入できる看護系大学には通学制、通信制がある
3年次編入を受け入れている通学制|看護系大学
『通学制の募集』のある大学をあげてみました。
- 日本赤十字看護大学
- 千葉大学
- 聖路加国際大学看護学部
- 都看護大学
- 神戸市看護大学
- 関西福祉大学
通学制の看護系大学3年次編入は、通信制の募集人数に比べ、極端に募集人数が少ない のが特徴です。
看護系大学3年次編入の最新情報は、各大学より最新の一次情報の入手をされてください。
3年次編入を受け入れている通信制|看護系大学
3年次編入募集のある看護系通信制大学は、
募集人数も多く、年に2回の編入があります。(4月と10月など)
看護系通信制大学を利用して4年制看護大学の学位、看護学士をとりました。
入学に必要なのは小論文提出なので入学もしやすかったです。通信制大学は、コストパフォーマンスと自由なオンライン学習環境が整っていて最高でした!もちろん、アメリカへの登録も看護学士として登録可能です。アメリカ在住の方やこれからアメリカへ移住する方は、学位記、英語バージョンも取り寄せしておくと後々便利ですよ!
日本の大学3年次編入の現状
3年次編入を受け入れていた『通学生の看護大学』。
保健師の資格も取れていたので人気でした。
しかし、今、その数が激減,,,
ほぼ壊滅。
もともと募集人数が少なかった通学制の大学3年次編入。
募集されていても、その人数を入学させてない大学もあります。
『通信制の大学』や『海外の大学』へ編入する選択肢もあります。
海外大学へ編入学しようと進路考え中の中学、高校生、看護師さん、社会人の方々から悩みのお問い合わせをいただきます。
気持ち、わかります。
海外留学したい!住んでみたい、働いてみたい。憧れの気持ち。
世界に飛び出してみると、日本の良いところ、ここはどうよ、、と客観的に観察できることがたくさんあります。
世界の看護師の高学歴化の波もその1つです。
日本では、まだまだ少ない看護師になってから、さらにスキルとキャリアアップをしていく看護師達。アメリカに来てから、20代、30代、40代、50代と年代を問わず、大学へ編入学して修学に励んでいる看護師の多さに気がつかされました。
オンラインで学習できる大学の数も通学できる数も日本とは桁違いの多さです!
日本・アメリカ・カナダ・オーストラリア・看護師の高学歴化の波
国際看護師の種類
国際看護師には、大きく分類すると2つの種類があります。
- 日本の看護師免許のみで世界で活躍する
- 世界各国の看護師免許をとって、その国で看護する
もっと詳しくは、下記の記事を参照ください。
日本人がアメリカ・カナダ・オーストラリアの国際看護師免許を取る
日本人がアメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・イギリスなど、その国の看護師免許を取って現地で働き、現地へ移住をするには『住む権利:就労ビザや永住権』を獲得する必要があります。
看護師の仕事を通じて、『外国へ住む権利を取るための条件』が、上記のどの国も『学士(4年制大学卒業の称号)』を持っていないと申請ができなくなってきています。
そんなときに上手に利用したいのが、記事の冒頭にある、取得済みの履修単位を利用して看護大学への編入学できるシステムです。
国際看護師になる審査が通らないを回避するために
アメリカで国際看護師になる場合は、今まで取った単位の審査を受けます。
詳しくは、下記をご覧ください。
看護専攻科|専門学校|専修学校|短大の看護師が自分の学位を確認する必要性
- 4大看護大学を卒業していない看護師
- 海外の大学へ編入学したいと思っている
- これから国際看護師免許を取ろうと思っている
上記の方は、日本の看護教育と世界の看護教育の照らし合わせ自分の学位を確認する必要があります。
卒業証明書・学位記の英文翻訳の問題
- 看護専攻科
- 看護専門学校短大生
- 看護専修学校
- 看護短大
の卒業生が、
- アメリカやカナダなど英語圏の国際看護師免許を取ろうと思った
- カナダ国際看護師免許をアメリカ国際看護師免許へ移動する(アメリカからカナダへもしかり)
- オーストラリア国際看護師免許をアメリカ国際看護師免許へ移動する(アメリカからオーストラリアへもしかり)
- ニューヨーク州国際看護師免許をカリフォルニア州へ移動する(アメリカ国内の州の移動)
- ブリティッシュコロンビア州国際看護師免許をオンタリオ州へ移動する(カナダ国内の州の移動)
など、免許の書き換え(エンドース)や各国の事前審査を受けるとき、
必要なる証明書の中に、
『卒業証明書の英文証明書』『学位記』『日本の看護師免許』などがあります。
日本の看護師免許の英文証明書の取り寄せ方について は、こちらの記事からご覧ください。
卒業証明書の英語翻訳は、
・卒業した学校が発行してくれる
・または日本語でしか発行してくれないので翻訳専門家に依頼する
どちらかの方法で手に入れます。
看護専攻科、看護専門学校短大生、看護専修学校、看護短大を卒業した看護師の翻訳の中にDiploma/Graduation Diploma/Certificate/Graduation certificateなど、いろいろな翻訳を卒業証明書を見かけます。
何かの手続きをする際に申請者自身が、卒業証明書の翻訳と学位を混同しているケースがあるのです。
4年制の看護大学を卒業して看護学学士を保持でもDiploma??つまり、何かの手続きをする際に申請者自身が、卒業証明書の翻訳と学位を混同し申請をしてしまったケースがあるのです。このような場合、審査官の混乱の対象になり、手続きなどでは審査の結果がでるのが遅くなる、または質問がくる可能性が高くなるということです。
英語翻訳された自分の『卒業証明書』や卒業校から発行される『学位記』をしっかりと確認してみましょう。自分で判断がつかない場合は、必ず自分の卒業した学校へ問い合わせをして確認してみてくださいね。
アメリカの看護教育には、たくさんの種類があります。 ここでは、アメリカの審査員が混乱を示しそうな学位のみ書き出しました。
CERTIFIED NURSING ASSISTANT (CNA)
MINIMUM DEGREE NEEDED:最低必要な学位
Diploma or certificate
Licensed Vocational Nurse(LVN)
MINIMUM DEGREE NEEDED:最低必要な学位
Diploma, certificate, or Associate Degree
REGISTERED NURSE
MINIMUM DEGREE NEEDED:最低必要な学位
Associate Degree
世界各国の看護教育制度が違うため、 上記のアメリカの看護教育と照らし合わせたとき、 看護師なのにAssociate Degreeではないのか? Diploma?certificate? このような審査官の混乱から、 カリキュラム、シラバスから単位の取得状況を丁寧に確認する作業が必要となり審査に時間がかかってしまう、または単位不足なのではと誤解をされる1つの要因となります。
特に、海外の看護事情に詳しくない『翻訳業者さん』や『自分の卒業看護学校』が翻訳した証明書の場合は申請者自身が、しっかり確認しておいたほうが良いです!
日本では
2005年の学校教育法の一部改正の前は、『看護専攻科』も『看護専門学校』も『看護専修学校』も『看護短大』も卒業後の学位は同じ『Associate Degree』でした。
上記の学校を卒業し、看護師国家試験に合格すると看護師になることができる日本。
もちろん、先ほどふれた、『大学3年次編入&卒業』で単位取得や看護学し取得、看護師免許試験も受験できます。
2005年、学校教育法の一部改正で、
- 看護短大が「短大学士号」
- 修業年数が2年以上の専門学校が「専門士」
- 修業年限が4年以上の専門学校が「高度専門士」
「短大学士号」「専門士」「高度専門士」細かく分類されました。
一度、ご自身の卒業証明書の学位に『Diploma』の翻訳がないか日本語オリジナルの卒業証明書と英語翻訳の両方を確認され訂正可能であれば、申し出てみると良いと思います。
看護教育制度が違いますので、『ニアリーイコール ≒ 』の表現になりますが、アメリカを例にとると、下の感じになるかと思います。
日本 | 大学3年次編入 | アメリカ |
---|---|---|
看護助手 | できない | Diploma or certificate |
看護専攻科 | できる | Associate Degree |
看護専門学校 | できる | Associate Degree |
看護専修学校 | できる | Associate Degree |
看護短大 | できる | Associate Degree |
4年制看護大学 | 必要なし | Baccalaureate's Degree |
看護大学院 | 必要なし | Master's Degree |
看護大学院 | 必要なし | Doctorate |
看護専攻科から大学編入に関係する質問
- 質問:看護専攻科の成績単位取得証明書が単位記載でなく、時間記載になっています。単位を時間に変更するにはどうすればよいのでしょうか?
- 回答:文部科学省告示第63号を参照してください。
文部科学省告示第63号の概要:
2016年(平成28)年4月から、一定の基準を満たす高等学校の専攻科の課程を修了した者の大学への編入学が可能となりました。 この制度は、高等学校の専攻科のうち、その課程を修了した者が大学に編入学することができる高等学校の専攻科の課程の基準を定めるとともに、一定の要件を満たす高等学校の専攻科の課程における学修を大学、短期大学及び高等専門学校において単位認定することができる学修に加えたものです。 また、短期大学及び高等専門学校の入学資格に、大学に編入学することができる専攻科の課程を修了した者を加えるとともに、独立行政法人大学改革支援・学位授与機構が学士の学位を与えることができる対象として、大学に編入学することができる専攻科の課程を修了した者を加えました。 この制度は、中等教育学校の後期課程及び特別支援学校の高等部の専攻科も対象としています。
この記事のまとめ
看護師になる学校にはたくさんの学校があり、編入学もできたりとシステムが複雑なため、将来、海外での看護師の進路を考えている方にとっては、少し難しい内容になりました。
あなたが実際に審査を受けるときに、この記事に戻っていただき読み返しして頂くと今よりもっと
あ!そうなのねと思えるかもしれません。
手続き、長引くと大変なストレスになります。
- 卒業した学校
- 編入したかの有無
- 現在持っている学位
人それぞれ異なる手続きが必要でやや複雑です。
国際間の行政や州法の変更、看護師や医療者の需要と供給のバランス、経済変化、アメリカ大統領の方針、審査や申請をする時期によっても手続き方法が異なることがあります。そのようなことから専門の事業形態が成り立たないのかもしれません。
特に医療系の留学や免許の書き換え、そして移住に必要な手続きは、他のMBAなどの留学や移住に比べ経験者の方が少ない。そのため手続きなどに不慣れなエージェントさんにサポートや代行をしていただく機会も多くなると思います。
つまり、変更が多くあるので『誰かに丸投げ』して手続きや代行をしてもらうことは費用が無駄になったりする危険を感じます。申請者自身が自分の手続きを理解することで解決で危険は回避できます。
海外事情が絡む手続き、苦労が多いこと、筆者自身も経験したことなので不安な気持ちよくわかります。誰に相談して良いかわからない....こともあるかと思います。
不安なことがあるときや自分で調べても分からないことがあるときは、あなたがこらから進みたい道を実際に経験し、現実としている先輩やメンター、プリセプターに相談される。またはサポートを受けるのが確実かと思います。
カメナースアメリカ看護師による看護師応援サイトの読者さまの各種審査や手続きがスムーズに終わることを願っております。
また記事が長くなってしまいました。今日は、ここまでにしておきます。
著者:日本看護師、アメリカ・ニューヨーク州、カリフォルニア州国際看護師、1級ネイリスト カメナース
【アメリカ看護】アメリカ国際看護師★カメナース★完全ロードマップ
「アメリカで国際看護師に興味がある!」「どうやったらなれるの?」本記事は、こんな疑問を持つ方のために「独学でNCLEX-RN試験勉強→合格→永住権獲得→現地で働く」までに必要な全てについてを解説した「カメナースアメリカ看護師完全ロードマップ」です。