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アメリカで看護したい!アメリカ国際看護師の求人・就職先の探し方

アメリカで看護したい!アメリカ国際看護師の求人・就職先の探し方

こんにちはカメナースです。

今回は「看護師の就職や転職、日本とアメリカでどんな違いがあるの?」こんな疑問に答えます。

まず日本とアメリカでは看護師が就職する時期が違います。

日本は看護師国家試験が年に1回なので、新卒としてほとんどが4月から就職します。

しかし、アメリカ看護師試験はいつでも受けることができるため、大学病院であれ、小さな病院であれ、通年採用です。辞める人が出てポジションが空いたら補充する、といったスタイルです。

一定の時期に「ドバッと!」求人募集されることがないので、アメリカ新卒看護師はタイミングが悪いとなかなか就職が決まらないことがあります。

この記事では、日本とアメリカ両国で看護師をしたカメナースが、アメリカでの就職先の探し方や体験を紹介しています。

看護師ジョブフェア(Nurse job fairs)を利用する

アメリカ国際看護師として就活すなら「看護師ジョブフェア」を利用するのが一般的

アメリカ看護師を対象にした看護師ジョブフェアは、様々な地域で大小異なる規模で開催されています。

Nurse job fairs+自分の探したいアメリカの州や地域名を入力して、Googleで検索すると、色々な看護師ジョブフェアの案内を探すことができます。興味ある方は検索してみましょう。

私が行ったジョブフェアは、ニューヨークのマディソンスクエアーガーデンで開催された、とても大きな規模のものでした。

そのジョブフェアでは、仕事探しに加えて、

  • 看護師や医療関係者へ向けてのセミナー、
  • 看護師が持っていると役に立つ物品(聴診器やナースバック、IDホルダー、ボールペン、スクラブなど)の物販、
もされていました。

2日間の開催期間でしたが、私はその2日間みっちり足を運んでセミナーにも参加しました。

看護師ジョブフェアには、病院、クリニック、医療関係の企業、ミリタリー(軍隊)医療部門など、多くのリクルーターがブースを開設し、優秀なナースをリクルートするため活気付いています。

仕事探しにブースを回っている看護師は、自分の「レジュメ(履歴書)」を必ず用意しています。興味があるリクルーターのブースをめがけてアピールしに突撃します。

各ブースには、その看護師達のレジュメ(履歴書)が積み上げられていました。この積み上げられた状態をみて、私が感じたことは、誰がみても目を引くレジュメを作ることが大切だということです。

私たち日本人の看護師は「日本語が話せる」そして「英語も話せる」ことが強みです。

英語が話せる看護師」はたくさんいます。
でも「日本語も英語も話せる看護師」はなかなかいません。
つまり「日本語が話せることは特技であり、そこを優遇する病院が狙い目」です。

レジュメには、必ず「日本語と英語」のバイリンガルであることを忘れずにアピールしておきましょう。

日本では、規定の履歴書に手書きで書く履歴書が良いとされています。しかし、アメリカでのレジュメの書き方は、日本のそれとは異なります。看護師には、看護師特有の書き方が推奨されています。これについては、別の記事に書きますので、たまにブログを覗いてみてください。

参加したセミナーの中には、ニューヨーク州看護師免許を取得した看護師が、必ず提出しなければならない感染対策(インフェクションコントロール:Infection control)の証明書(サティフィケート)を無料で取得することができるセミナーも開催されていました。

広いセミナー会場は、ほぼ満席に近い状態でした。多くの医療関係者がセミナーの内容を熱心に聞いていました(居眠りしてる方もいましたが...)。

私はメモを取りながら、興味深く視聴しました。セミナー終了後には、ニューヨークナーシングボードに提出できる証明書(サティフィケート)をもらうことができました。

カメナース@看護ジョブフェア in ニューヨーク・マディソン・スクエア・ガーデン

ウェブサイト求人情報

ウェブサイトから求人情報が出ている就職先を探すのも一般的

アメリカ看護師が多く利用する、看護師求人ウェブサイトの一覧を紹介しておきますね

indeed.com 
nurse.com 
monster.com 

◆自分が所属したい分野(スペシャリティ)と地域(ロケーション)を絞ってエントリーすることができるので、ウェブサイトを利用して就職先を探す看護師は多いです。

先輩看護師さんの話によると、特殊な自分のアピールポイントが無い場合は、5〜10くらいの求人に応募して、1つか2つ返信がくる感じだから、数を打つことが大切と教えてくれました。

試しにindeed.comの看護師求人サイトのページで、「WhatのスペースにRN Nurse」とタイプして、「WhereのスペースにNew York, NY」とタイプして一番はじめに出て来た求人広告を詳しくみて見ました。

正看護師 - RN - 救急フルタイム、ナイトシフト募集 - 10Kサインオンボーナスと11K移転費用と書かれています。
10Kとは、今の円相場(1ドル=110円)で計算すると、約110万円の就職謝礼金(つまりボーナス)と引越し費用として120万円を支給します、ということです。日本でも転職お祝い金を出す病院がありますが、しかし「0」が1つ多いような...。

ここの救急看護師の年収は「$61,000 〜 $90,000 a year」とのことなので、日本円にして約年収670万円〜990万円。
ニューヨークやロサンゼルスなどの大都市に比べるとやや年収が少ないような印象です。

応募に必要な条件をみてみると、

  1. 看護学準学士号卒業証明書:( ADN:Associate's Degree in Nursing )となっています。
    準学士号とは、看護専門学校、看護短大卒の看護師のことです。
    最近ニューヨークやロサンゼルなど大都市では、学士号(看護4年制を卒業)を要件としていることが多い中、この救急では準学士号でいいんですね。
    こう考えてみると準学士号で$61,000 〜 $90,000 はまずまずかも、ですね。
  2. 救急で1年間の経験が必要。
  3. フロリダ州へ免許登録をしていること。
  4. ベーシックライフサポート BLS(Basic Life Support)の証明書が必要。
  5. アドバンスド心血管ライフサポート - ACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)の証明書が必要。

以上、indeed.comの一番はじめに出た看護師求人広告を例にとってみました。

日本人がよく行くクリニックや病院などの看護師求人

ニューヨーク州に住む日本人がよく行くクリニックや病院などを探したい場合には、ウェブサイト求人掲示板に看護師やナースプラクティショナーの求人が出ている時があります。

カリフォルニア州の日本人がよく行くクリニックや病院などを探したい場合には、

などで探します。

就職エージェント登録

看護師求人を専門にしている就職エージェントに仲介してもらうのも一般的

看護師の仕事探しをしてくれる専門エージェントに自分の情報を登録してもらい、そのエージェントに集まってきている病院やクリニック、企業などの就職先の中から、自分に適した就職先を探してもらう方法があります。

また、自分にあった就職先がない場合は、引き続き探してもらい求人があった時に連絡してくれるようにしておくことも可能です。

地域密着の看護師求人を探して欲しい場合は、「Nurse Staffing Agency」、または「Nurse registry+自分の探したいアメリカの州や地域名」を入力してGoogleで検索すると、色々なエージェントがでてきます。

ここで書いている「エージェント」とは、留学のエージェントではなく「人材派遣」のことです。混同しないようにしてください。

日本からエージェントに連絡するとき、アメリカ看護師免許があっても、英語スコアがない場合は、相手にしてもらえないことが多いので、NCLEX-RN合格&英語スコアはMUSTでGETしておきましょう。

リクルーターに連絡

メリットたくさん!看護師求人を専門にしているリクルーターに連絡してみる

看護師リクルーター(Nurse Recruiter)or ヘルスケアリクルーター(Healthcare Recruiter)の人へ連絡してみる方法があります。

リクルーターに就職先を探してもらうメリットは、自分の高いアピールポイントを売り込んでもらえ、さらに待遇のめちゃくちゃ良い就職先を探してくれることです。

私の友人の看護師は、透析専門の看護師で経験年数も長いベテラン看護師です。
彼女は同じリクルーターさんに依頼して最近3回目の転職をしたんですけど、転職のたびに年収がかなりの勢いでUPしているんです。

日本のような「月数万円単位」ではなく、年収がガバッと高くなるのがアメリカ看護師の給与です。
彼女は独身ですが、自分の収入だけで家も購入しました。

アメリカでは転職のたびに自分の看護スキルをめちゃくちゃ高く評価してもらい(ちょっと大げさなぐらい)年収交渉してもらうのが一般的だよと教えてくれました。日本の看護師との違いにびっくりしながら話を興味深く聞いたころが懐かしいです。私ももっと早くアメリカ看護師になっていればよかった....

求人広告掲示板

看護大学・看護専門学校など卒業した学校の求人広告掲示板をみる

アメリカの学校には、病院やクリニック、企業からの就職情報が集まってきます。掲示板に貼り出されていたり、キャリアセンターが併設させている場合もあります。

アメリカへ看護留学を考えている場合は、留学先の学校のホームページをみて直接学費を納めると、留学エージェントを通すより何十万も何百万も安く入学できます。

日本でも同じですが、アメリカの大学病院や大きな病院も、付属の看護学科を持っていることが多いです。

OPTや就職も付属の看護学科の学生を優先させる傾向があります。狙っているOPT先や就職先があるときは、留学を決める前に、付属の看護学科の情報を「自分で調べてみる」ことをおすすめします。

学校のキャリアセンターでは、OPTやCPTなどのインターンシップ先も紹介してくれます。私がニューヨークで就職した先も行った学校からの紹介でした。

OPT、CPTとは、Optional Practical Training と Curricular Practical Trainingの略語です。学生ビザでアメリカの学校を卒業すれば、専攻した分野と関連のある職種で企業研修生として働くことができる制度です。

インターンシップのアレンジをしてくれる学校と、そうでない学校があるので、学校選びの段階で「自分で調べる」ことが大切です。

インターンシップで仕事をしている最中に、自分の良いところや自分の実力を就職先にアピールして、永住権のスポンサーになってもらえるように交渉しておくと、OPTやCPTが終了してそのまま就職という道も開けます。

語学学校を卒業しただけでは、このOPTやCPTの制度は利用できないので気をつけてください。

コネクションを利用する

現地のコミュニティとつながる

アメリカ国内や日本にいてもコネクションがあるのとないのでは随分違います。

蛇の道は蛇」というように、同じ業界のコミュニティには積極的に参加しましょう。現地で活躍している先輩に話を聞くことは、何をするにしても心強いと感じます。出会いは大切にしたいですね。

先日、アメリカでNPをされている先輩たちとワイワイ集まる機会があったのですが、「GI(消化器科)の看護師募集出てるけど?」、「ホスピスケアしてくれる看護師さん誰かいない?」など色々な「おいしい」情報が飛び交います。こんなところで、あっさり決まることも多々あります。

現地のコミュニティに参加をするために、旅行も兼ねて行ってみるのもアリですね。

留学エージェントからでは得られない貴重な情報をGETできるなら、旅行費なんて安いものです。

求人募集の特徴

看護経験者の募集が圧倒的に多い

求人情報やコネクションからのツテでわかること、それは最低1年から2年の看護経験がある人を募集していることが多いです。

日本での看護経験は、アメリカの給与へは反映されないところが多いです。
しかし、その経験がポジションの空きにマッチすると強いアピールポイントになってきます。

また、医療関係のボランティアやインターンの経験を評価するところも多いです。

ウェブサイト求人は夜勤専門が多い

アメリカの大きな病院は、日勤する人は日勤のみ、夜勤する人は夜勤のみ、これがワークスタイルです。日本と違って交代勤務ではなく、シフトが完全に分かれています。

そのため、日本で言う夜勤専門看護師のような求人を多く見かけます。
日本でもアメリカでも夜勤は人気が無いのでしょうかね。私は好きでしたが、30才前までは...。

BLSやACLSの心肺蘇生証明書が必要な求人多し

アメリカの看護師求人では、募集要項にBLSやACLSなどの心肺蘇生の知識やスキルの証明書(サティフィケート)を要件にあげています。

日本ではまだ少ないですが、アメリカで看護師として働きたいと思っているのなら、NCLEX-RNの勉強と一緒にAmerican Heart Association ( AHA : アメリカ心臓協会 ) のBLSやACLSについての勉強もしておくのが良いかと思います。

もし、BLSやACLSが求人の要件となっていなくても、レジュメにそれらを明記しておくと、他の応募者に差をつけることができますね。(私は、そのようにしましたのでミニアドバイスでした。)

NCLEX-RNの模擬試験や試験問題にも「BLSやACLS」についてよく出題される傾向にあります。

NCLEX-RNの教材は日本語のものは販売されていませんが、BLSはされています。日本語のBLSの本と英語のBLSの本を2冊並べて勉強すると内容を良く理解できて勉強効率が上がります。
英語と日本語のニュアンスの違いや医療英単語を実戦に即して勉強するにも役に立ちます。

アメリカの商品を日本へ直送してない場合は商品転送サービス US-BUYER.comが便利です。

American Heart Association (AHA:アメリカ心臓協会)の日本語マニュアル

「BLS(一次救命処置)コース」受講時に必要な教材(テキスト)の日本語マニュアルです。

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American Heart Association (AHA:アメリカ心臓協会)の英語マニュアル

「BLS(一次救命処置)コース」受講時に必要な教材(テキスト)の英語マニュアルです。

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American Heart AssociationのBLSやACLS認定講習を探す

あなたが住んでいる場所の近くで、American Heart Association認定の講習を受けて、認定書を得るには、

google検索で

  • American Heart Association
  • BLS
  • 地域の名前(New York Manhattan など)
を検索すると、たくさんのプロバイダーリストを探すことができます。

各認定講習には、実践と知識のテストがあります。詳しくは、上記の

  • American Heart Association (AHA:アメリカ心臓協会)の日本語マニュアル
  • American Heart Association (AHA:アメリカ心臓協会)の英語マニュアル
に記載されてます。

この記事のまとめ

アメリカでは大きな病院であれ、小さな病院であれ、『通年採用』が基本です。ポジションが空いたら募集をかけるスタイルです。

タイミングが悪いとあなたの希望が合わないことも起こってしまいます。就活中はできるだけアンテナを広げて、いつ出るかわからない希望のポジションを見逃さないようにすることが就活成功の近道です。

著者:日本看護師、アメリカ・ニューヨーク州、カリフォルニア州国際看護師 カメナース

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運営者プロフィール
Kame Nurse, BSN, RN
Japan
New York State
California state

北海道生まれ。九州と中部の看護学校を卒業後、准看護師 → 看護師免許を取得。看護奨学金を返済後に上京する。看護が好きすぎて、ほぼずっと2つ3つの病院をかけもちしながら働いてました。その後ニューヨークへ渡米。NCLEX-RN試験に合格。ニューヨーク州国際看護師 New York State Registered Nurse になる。その後、ライセンスをCalifornia State, RNにエンドース。外科、内科、循環器外科、集中治療室、整形外科、耳鼻咽喉科、訪問看護、在宅看護、夜勤専門看護師、オペ室、ファミリープラクティス、美容外科、美容皮膚科、メディカル・スパの診療科に勤務。看護師になりたいと思ったきっかけは幼少のころから父の転勤が多かったこと。どこに住んでも活かせる絶対安定の資格とスキルを身に付けておきたいと思い、現在進行中。さらに詳しくという方は詳細ページへどうぞ。

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以上2つが含まれます。提出した当時と今ではCGFNS側で書式が変わっていますが、重要ポイントは同じです。これからCGFNSに書類を提出する方はぜひご参考にされてください。

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