アメリカで看護として働きたい!アメリカ国際看護師求人・就職先の探し方
こんにちは
日米看護師のカメナースです!
今回はアメリカで看護として働きたい方へ向けて
「看護師の就職や転職
日本とアメリカでどんな違いがあるの?」
こんな疑問に答えます。
まず日本とアメリカの就職の違いとして
就職する時期が違います。
日本は看護師国家試験が年に1回なので、新卒としてほとんどが4月から就職します。
しかし、アメリカ看護師試験(NCLEX)はいつでも受けることができるため、大学病院であれ、小さなクリニックであれ、通年採用です。辞める人が出てポジションが空いたら補充する、といったスタイルです。
一定の時期に「ドバッと!」求人募集されることがないので、アメリカ新卒看護師はタイミングが悪いとなかなか就職が決まらないことがあります。
この記事では、日本とアメリカ両国で看護師をしたカメナースが、アメリカでの就職先の探し方や体験を紹介しています。
アメリカ看護師による看護師応援サイト・カメナースでは
就職の各種サポートしております。
お気軽にトーク相談や看護就活フルメンターサポートをご利用ください。
この記事の内容
- アメリカでの就職先の探し方・求人情報サイトで就職先を探すが一般的
◆米国ネーティブ看護師も多く利用する看護師求人ウェブサイト
◆日本人がよく行くクリニックや病院などの看護師求人 - 看護師求人専門のアメリカ現地エージェントの仲介も一般的!
- アメリカ国際看護師として就活すなら「看護師ジョブフェア」を利用も一般的!
- 看護師求人を専門にしているリクルーターに連絡してみるメリットはたくさん!
- 世界最大のビジネスSNS:LinkedIn(リンクトイン)に登録してコネクションを探す
- 看護大学・看護専門学校など卒業した学校の求人広告掲示板をみる
- 現地のナースとつながる
- アメリカ看護の求人募集の特徴3選
- BLSやACLS認定講習を受けるときの注意点&探す方法
- CGFNSフルメンターサポートをご利用のメンティー質問へ回答:Q&A
- この記事のまとめ
アメリカでの就職先の探し方・求人情報サイトで就職先を探すが一般的
看護師の求人情報サイトには
『これでもか!』
とたくさんの求人が掲載されています。
アメリカも日本と同様にスキルや経験がある看護師がかなり不足しています。
キャバクラやクラブ求人のように経験がある人をいつでも入れたいと考えいつでも求人を掲載している病院ファシリティーもあります。自分の経験やスキル、就職したい希望も考慮してアメリカ看護師もよく利用するサイトを覗いてみましょう!
米国ネーティブ看護師も多く利用する看護師求人ウェブサイト
indeed.com
nurse.com
monster.com
◆自分が所属したい分野(スペシャリティ)と地域(ロケーション)を絞ってエントリーすることができるので、ウェブサイトを利用して就職先を探す看護師は多いです。
特殊な自分のアピールポイントが無い場合は、5〜10くらいの求人に応募して、1つか2つ返信がくる感じだから、数を打つことが大切です。
試しにindeed.comの看護師求人サイトのページで、「WhatのスペースにRN Nurse」とタイプして、「WhereのスペースにNew York, NY」とタイプして一番はじめに出て来た求人広告を詳しくみて見ました。
正看護師 - RN - 救急フルタイム、ナイトシフト募集 - 10Kサインオンボーナスと11K移転費用と書かれています。
10Kとは、円相場(1ドル=110円)で計算すると、約110万円の就職謝礼金(つまりボーナス)と引越し費用として約120万円を支給します、ということです。日本でも転職お祝い金を出す病院がありますが、アメリカの方が2、3倍多いです。
ここの救急看護師の年収は「$61,000 〜 $90,000 a year」とのことなので、日本円にして約年収670万円〜990万円。
ニューヨークやロサンゼルスなどの大都市に比べるとやや年収が少ない印象です。
応募に必要な条件をみてみると、
- 看護学準学士号卒業証明書:( ADN:Associate's Degree in Nursing )となっています。
準学士号とは、看護専門学校、看護短大卒の看護師のことです。
最近ニューヨークやロサンゼルなど大都市では、学士号(看護4年制を卒業)を要件としていることが多い中、この救急では準学士号でいいんですね。
こう考えてみると準学士号で$61,000 〜 $90,000 はまずまず。 - 救急で1年間の経験が必要。
- フロリダ州へ免許登録をしていること。
- ベーシックライフサポート BLS(Basic Life Support)の証明書が必要。
- アドバンスド心血管ライフサポート - ACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)の証明書が必要。
以上、indeed.comの一番はじめに出た看護師求人広告を例にとってみました。
日本人がよく行くクリニックや病院などの看護師求人
ニューヨーク州に住む日本人がよく行くクリニックや病院などを探したい場合には、ウェブサイト求人掲示板に看護師やナースプラクティショナーの求人が出ている時があります。しかしコロナ以降、日本人の在住率が少なくなっているためか、日系の良い求人が無いように思います。
カリフォルニア州の日本人がよく行くクリニックや病院などを探したい場合には、
などで探します。
ウェブサイトに掲載される看護師のジョブタイトルの種類
- Staff Nurse or Bedside Nurse : スタッフナースまたはベッドサイドナース
- Nursing Home Administrator:ナーシングホーム管理者
- Ambulatory Nurse:外来ナース
- Dialysis Nurse:透析ナース
- Endoscopy Nurse:内視鏡ナース
- Emergency Room Nurse:救急治療室 ERナース
- Intensive Care Nurse:集中治療室 ICUナース
- Urgent Care Nurse:緊急ナース
- Progressive Care Nurse:進行急性期ナース
- Post Anesthesia Nurse:麻酔後ナース
- Operating Room Nurse:手術室ナース
- Medical Surgery Nurse:医療手術ナース
- Psychiatric Nurse:精神科ナース
- Pediatric Nurse:小児科ナース
- Restorative Nurse:修復回復期ナース
- Perioperative Nurse:周術期ナース
- Oncology Nurse:腫瘍学ナース
- Dermatology Nurse:皮膚科ナース
- Wellness Nurse:ウェルネスナース
- Nurse Paralegal:ナースパラリーガル 弁護士補助ナース
- Public Health Nurse:パブリックヘルスナース(保健師)
- Occupational Health Nurse:産業保健ナース
- Outreach Nurse:アウトリーチナース
- Interventional Radiology Nurse:放射線インターベンショナルラジオロジーナース
- Labor and Delivery Nurse:分娩ナース
- Postpartum Nurse:産後ナース
- Neonatal Intensive Care Nurse:新生児集中治療室ナース
- Hospice Nurse:ホスピスナース
- Nurse Clinical Educator:ナースクリニカルエデュケーター(臨床教育ナース)
- Telemetry Nurse:テレメトリナース(遠隔測定ナース)
- Flight Nurse:フライトナース
- Data Coordinator Nurse:データコーディネーターナース
- School Nurse:スクールナース
- Office Nurse:オフィスナース
- Nurse Consultant:ナースコンサルタント
- Nurse Informatics Analyst:ナース情報科学アナリスト
- Charge Nurse : チャージナース
- Shift Manager:シフトマネージャー
- Nurse Manager:ナースマネージャー
- Nurse Supervisor:ナーススーパーバイザー
- Director of Nursing:ナース部長
- Chief Nursing Officer:チーフナーシングオフィサー
- Chief Nursing Executive :チーフナーシングエグゼクティブ
- Nurse Practitioner :ナースプラクティショナー
- Nurse Midwife:助産師
- Nurse Anesthetist:麻酔科ナース
- Advanced Practice Registered Nurses:上級実践登録ナース
- Clinical Nurse Specialist:クリニカルナーススペシャリスト
看護師求人専門のアメリカ現地エージェントの仲介も一般的!
看護師の仕事探しのお手伝いをしてくれる米国現地のエージェントに自分の情報を登録します。そのエージェントに集まってくる病院やクリニック、企業などの就職先の中から、自分に適した就職先を探してもらう方法があります。
また、自分にあった就職先がない場合は、引き続き探してもらい求人があった時に連絡してもらえるようにしておくことも可能です。
ここで書いている「エージェント」とは、留学のエージェントではなく「人材派遣」のことです。混同しないように。
カメナースからのお知らせ
- 日本からエージェントに連絡する方へ。NCLEX-RNテストに合格して、アメリカ看護師免許が取れても英語スコアがない場合は、エージェントに相手にしてもらえないことが多いので渡米予定なく求人を探している方はNCLEX-RN合格&英語スコアはMUSTでGETしておくと良いですね。
- スキルありの看護師は就活に成功すると『就職おめでとうのプレゼント』や『引っ越し費用など謝礼金』をもらえることもあります。反対に移民国際ナース狙いの詐欺も横行しているようですので十分注意して就活してくださいね。
- 就職探しのお悩みなどありましたらお気軽にカメナーストーク相談やアメリカ看護師就活フルサポートをご利用ください。
NCLEX-RNテスト合格おめでとうございます!アメリカ看護師として働くための準備を始める方や一度就職したけどもっと良い職場を探したい方へ、アメリカ国際看護師メンターがサポートします。このサービスは、アメリカ国際看護師になるための「最後の関門であるアメリカで看護師として就職するまでをフルサポートするメンターサービス」です。
アメリカ国際看護師として就活すなら「看護師ジョブフェア」を利用も一般的!
アメリカ看護師を対象にした看護師ジョブフェアは、様々な地域で大小異なる規模で開催されています。
Nurse job fairs+自分の探したいアメリカの州や地域名を入力して、Googleで検索すると、色々な看護師ジョブフェアの案内を探すことができます。興味ある方は検索してみましょう。
私が行ったジョブフェアは、ニューヨークのマディソンスクエアーガーデンで開催された、とても大きな規模のものでした。
そのジョブフェアでは、仕事探しに加えて、
- 看護師や医療関係者へ向けてのセミナー、
- 看護師が持っていると役に立つ物品(聴診器やナースバック、IDホルダー、ボールペン、スクラブなど)の物販、
2日間の開催期間でしたが、私はその2日間みっちり足を運んでセミナーにも参加しました。
看護師ジョブフェアには、病院、クリニック、医療関係の企業、ミリタリー(軍隊)医療部門など、多くのリクルーターがブースを開設し、優秀なナースをリクルートするため活気付いています。
仕事探しにブースを回っている看護師は、自分の「レジュメ(履歴書)」を必ず用意しています。興味があるリクルーターのブースをめがけてアピールしに突撃します。
各ブースには、その看護師達のレジュメ(履歴書)が積み上げられていました。この積み上げられた状態をみて、私が感じたことは、誰がみても目を引くレジュメを作ることが大切だということです。
私たち日本人の看護師は「日本語が話せる」そして「英語も話せる」ことが強みです。
「英語が話せる看護師」はたくさんいます。
でも「日本語も英語も話せる看護師」はなかなかいません。
つまり「日本語が話せることは特技であり、そこを優遇する病院が狙い目」です。
レジュメには、必ず「日本語と英語」のバイリンガルであることを忘れずにアピールしておきましょう。
日本では、規定の履歴書に手書きで書く履歴書が良いとされています。しかし、アメリカでのレジュメの書き方は、日本のそれとは異なります。看護師には、看護師特有の書き方が推奨されています。これについては、別の記事に書きますので、たまにブログを覗いてみてください。
参加したセミナーの中には、ニューヨーク州看護師免許を取得した看護師が、必ず提出しなければならない感染対策(インフェクションコントロール:Infection control)の証明書(サティフィケート)を無料で取得することができるセミナーも開催されていました。
広いセミナー会場は、ほぼ満席に近い状態でした。多くの医療関係者がセミナーの内容を熱心に聞いていました(居眠りしてる方もいましたが...)。
私はメモを取りながら、興味深く視聴しました。セミナー終了後には、ニューヨークナーシングボードに提出できる証明書(サティフィケート)をもらうことができました。
看護師求人を専門にしているリクルーターに連絡してみるメリットはたくさん!
看護師リクルーター(Nurse Recruiter)or ヘルスケアリクルーター(Healthcare Recruiter)へ連絡する看護師の就職探しの方法があります。
メリット
- リクルーターに就職先を探してもらうメリットは、自分の高いアピールポイントを売り込んでもらえることです。待遇のめちゃくちゃ良い就職先を探してくれます。
カメナースの友人は透析専門の看護師。経験年数も長いベテラン看護師です。
彼女は同じリクルーターさんに依頼して、最近3回目の転職をしました。転職のたびに年収がかなりの勢いでUPしているんです。
日本のような「月数万円単位」ではなく、年収がガバッと高くなるのがアメリカ看護師の給与です。
彼女は独身ですが自分の収入だけで家も購入しました。
アメリカでは転職のたびに自分の看護スキルを高く評価してもらい(ちょっと大げさなぐらい)年収交渉してもらうのが一般的です。
日本の看護師との違いにびっくりしながら話を興味深く聞いたころが懐かしいです。私ももっと早くアメリカ看護師になっていればよかった(笑)
アメリカ看護師免許をお持ちの方
ご自身で就職先が探せないなどの問題でリクルーターとのコネクションが必要な方は、カメナース:アメリカ看護師就活フルサポートをご利用頂けます。
詳しくは下記のページをご覧ください。
NCLEX-RNテスト合格おめでとうございます!アメリカ看護師として働くための準備を始める方や一度就職したけどもっと良い職場を探したい方へ、アメリカ国際看護師メンターがサポートします。このサービスは、アメリカ国際看護師になるための「最後の関門であるアメリカで看護師として就職するまでをフルサポートするメンターサービス」です。
アメリカで就職したけど、どうも職場が合わないみたい。米国内で引越ししたので新天地での転職先を探している。など、転職を考えている方へも、あなたのご希望に合わせた転職先を一緒にお探しします。アメリカ看護師就活フルサポート診断チケットをご利用ください。
世界最大のビジネスSNS:LinkedIn(リンクトイン)に登録してコネクションを探す
LinkedIn(リンクトイン)とは、ビジネス用のSNSです。
求職者の転職、企業の採用やビジネス上でのネットワーキングの作りのために使われているサービスです。 アメリカをはじめ世界各国、200を超える国に普及しています。
日本では、だまだInstagram、Facebook、LINEほど、みんなに浸透していかも知れませんが、看護師だけではく、あらゆる職業プロフェッショナルが自分の履歴書やアピールポイントを登録しています。
Facebookの職業版みないな立ち位置SNSです。
LinkedIn(リンクトイン)転職・仕事探しのメリット
- 職業に特化した形で付き合いがある相手とフォローし合うことで繋がりビジネス特化した情報交換ができる
- ダイレクトメッセージも送れる
- 仕事系の情報を集めるのに便利
- 仕事とプライベートのSNSを分けられるから便利
- 仕事のオファーやレコメンデーションなど多数来る
- 求人を探す機能があるので、看護師の職種や地名で検索したり、特定の病院や企業のページに行って求人がないかチェックできる
- 病院や企業、転職エージェントからのスカウトメールが来る
- 転職希望の欄にチェックをつけておけば、おすすめの求人がメールで通知される
- ハイクラスなプロフェッショナルな人が多く登録しているから良い出会いがある
LinkedIn(リンクトイン)利用のデメリット
- いろいろなSNSの管理が面倒でSNS疲れする
- 実名登録が嫌いな人はハードル高い
- 今の仕事に満足な場合は、ほぼ必要なしになる系のSNSになる
LinkedIn(リンクトイン)利用の体験談
マガジンシューティングのネイリストアーティストとしては、フリーランサーとしてLinkedInが恩恵をもたらしてくれました。 同じ美容系の他の職業(メークアップアーティスト、ヘアーアーティスト、エージェント)繋がり良いコラボレーションができました。
アメリカ国際看護師としては、ビザスポンサークリニックに就職になったので、LinkedInからの就職活動の恩恵を受けることはなかったです。
カメナースをLinkedInで探してくださる方がいらっしゃいますが、SNSは全世界に情報を公開されます。そこから?多分、悪用されたので現在は、ほぼ利用しないSNSとなってます。
LinkedIn(リンクトイン)は、日本からでももちろん登録できます。NCLEXテストに合格して、就職活動中の方は登録してみると良い求人との出会い、仕事のオファーが入るかもしれません。個人情報の保護には十分注意されて、必要なときのみ利用してLinkedIn価値を最大に活かしてみてください。
看護大学・看護専門学校など卒業した学校の求人広告掲示板をみる
アメリカの学校には、病院やクリニック、企業からの就職情報が集まってきます。掲示板に貼り出されていたり、キャリアセンターが併設されてます。
アメリカへ看護留学を考えている場合は、留学先の学校のホームページをみて直接学費を納めると、留学エージェントを通すより何十万も何百万も安く入学できます。
日本でも同じですが、アメリカの大学病院や大きな病院も、付属の看護学科を持っていることが多いです。
OPTや就職も付属の看護学科の学生を優先させる傾向があります。狙っているOPT先や就職先があるときは、留学を決める前に、付属の看護学科の情報を「調べてみる」ことをおすすめします。
学校のキャリアセンターでは、OPTやCPTなどのインターンシップ先も紹介してくれます。筆者はOPTは利用していませんが、ニューヨークで就職した先も学校からの紹介でした。
OPT、CPTとは、Optional Practical Training と Curricular Practical Trainingの略語です。学生ビザでアメリカの学校を卒業すれば、専攻した分野と関連のある職種で企業研修生として働くことができる制度です。
インターンシップのアレンジをしてくれる学校と、そうでない学校があるので、学校選びの段階で「調べる」ことが大切です。
インターンシップで仕事をしている最中に、自分の良いところや自分の実力を就職先にアピールして、就労ビザやグリーンカードのスポンサーになってもらえるように交渉しておくと、OPTやCPTが終了してそのまま就職という道も開けます。
語学学校を卒業しただけでは、このOPTやCPTの制度は利用できないので注意してください。
現地のナースとつながる
現地のナースとのコネクションを利用する。
アメリカ国内や日本にいてもコネクションがあるのとないのでは随分違います。
「蛇の道は蛇」というように、同じ業界のコネクションには積極的に保持しておきましょう。現地で実際に活躍している先輩に話を聞くことは、何をするにしても心強いと感じます。出会いは大切にしたいですね。
この記事内の3番で紹介した『看護師ジョブフェア』は、現地ナースとのコネクションを作るのに最適です。
「GI(消化器科)の看護師募集出てるけど?」、「ホスピスケアしてくれる看護師さん誰かいない?」など色々な
留学エージェントからでは得られない貴重な情報をGETできるなら米国までの旅行費は安いものになるかもしれませんよ。
アメリカ看護の求人募集の特徴3選
1)看護経験者の募集が圧倒的に多い
アメリカ看護師の求人募集情報。
最低1年から2年の看護経験がある人を募集していることが多いです。
日本での看護経験は、アメリカの給与へは反映されないところが多いです。反映してくれるところもあります。
しかし、看護経験がポジションの空きにマッチすると強いアピールポイントになってきます。
また、医療関係のボランティアやインターンの経験を評価してくれることも多いです。
2)ウェブサイト求人は夜勤専門が多い
アメリカの大きな病院は、日勤する人は日勤のみ、夜勤する人は夜勤のみ、これがワークスタイルです。日本と違って交代勤務ではなく、シフトが完全に分かれています。
そのため、日本で言う夜勤専門看護師のような求人を多く見かけます。
日本でもアメリカでも夜勤は人気が無いということですね。私は好きでしたが、20代のころは。
3)BLSやACLSの心肺蘇生証明書が必要な求人多し
アメリカの看護師求人では、募集要項にBLSやACLSなどの心肺蘇生の知識やスキルの証明書(サティフィケート)を要件にあげています。
日本ではまだ少ないですが、アメリカで看護師として働きたいと思っているのなら、NCLEX-RNの勉強と一緒にAmerican Heart Association ( AHA : アメリカ心臓協会 ) のBLSやACLSについての勉強もしておくのが良いかと思います。
もし、BLSやACLSが求人の要件となっていなくても、レジュメにそれらを明記しておくと、他の応募者に差をつけることができますね。(筆者カメナースは、そのようにしましたのでミニアドバイスでした。)
NCLEX-RNの模擬試験や試験問題にも「BLSやACLS」についてよく出題される傾向にあります。
NCLEX-RNの教材は日本語のものは販売されていませんが、BLSはされています。日本語のBLSの本と英語のBLSの本を2冊並べて勉強すると内容を良く理解できて勉強効率が上がります。
英語と日本語のニュアンスの違いや医療英単語を実戦に即して勉強するにも役に立ちます。2020年度バージョンが現在の最新バージョンです。
American Heart Association (AHA:アメリカ心臓協会)の日本語マニュアル
「BLS(一次救命処置)コース」受講時に必要な教材(テキスト)の日本語マニュアルです。
AHAでは受講者1名が本書1冊を必ず持参することをコース受講の前提としています。
BLSやACLS認定講習を受けるときの注意点&探す方法
BLSやACLS認定講習を受けるときの注意点があります。
注意
- アメリカ国際看護師として就職の際に必要なBLSやACLS認定講習を受ける際は、必ず『American Heart Association』が公認の講習を選んでくださいね。日本では、BLSやACLSの講習を各病院が認定している場合、American Heart Associationではない講習もあります。しかし、それは就職の際にアメリカでは認められないことが多いです。
あなたが住んでいる場所の近くで、American Heart Association認定の講習を受けて、認定書を得るには、
google検索で
- American Heart Association
- BLS
- 地域の名前(New York Manhattan など)
各認定講習には、実践と知識のテストがあります。詳しくは、上記の
- American Heart Association (AHA:アメリカ心臓協会)の日本語マニュアル
- American Heart Association (AHA:アメリカ心臓協会)の英語マニュアル
講習費用は、BSLで60ドル〜80ドルほどのレンジで設定しているプロバイダーが多いです。BLSとACLSのバンドルコースを提供しているプロバイダーもあるのでご自身がお住まいのお近くで検索してください。
CGFNSフルメンターをご利用のメンティー質問へ回答:Q&A
続々とアメリカ看護師免許を各州で取得する日本の看護師達が増えてきています。
州は違えど、同じような境遇に進んでいくメンティーがたくさんいますので、
CGFNSフルメンターご利用しているメンティーの質問の回答を掲載してます。
あけましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
お話を伺いたいことがあるのですが、質問してもいいでしょうか?
NCLEXを2024年3月末に受験、5月から6月の頭まで日本に一時帰国する予定です。
就職活動について考え始めているのですが、
米国の新卒看護師、日本で経験のある看護師の就職活動の実情はどんな感じなのでしょうか?
1)就活を始める時期、かかる期間
2)applyする数
3)Nursing residentに応募する人、直接就職する人の割合
4)日本での経験(私の場合小児病院の手術室で4年間)をアピールして、RN fellowshipにapplyすることはできるのか。
NCLEXを受験し、米国での新卒看護師の就職活動についての質問ですね。以下に、一般的な傾向や実情についてお答えします。個々の状況によって異なることがありますので、参考程度にしてくださいね。
1)就活を始める時期、かかる期間:
米国の新卒看護師は、卒業前から就職活動を始めることが一般的です。具体的な時期は学校や地域により異なりますが、卒業前の数か月から半年前後が一般的です。就活にかかる期間は個人差がありますが、一般的には2日後に面接結果を通知される場合から半年ほどが目安となります。
2)Applyする数:
応募する数は人それぞれ異なりますが、多くの新卒看護師は複数の病院や医療機関に応募します。これは希望する職場に就ける確率を高めるためであり、競争が激しい場合があるためです。
3)Nursing residentに応募する人、直接就職する人の割合:
一部の新卒看護師は、Nursing Residency Program(新卒看護師のための研修プログラム)に応募することがあります。これは、臨床スキルや経験を高めるためのプログラムであり、希望する病院や地域によって異なります。ただし、直接就職する人も多くいます。どちらを選択するかは、個人の目標や状況によります。割合の統計は出ていませんが、肌感覚では直接就職する人が多い印象です。
4)日本での経験をアピールして、RN fellowshipにapplyすることはできるのか:
日本での経験をアピールすることは十分に有効です。特に小児病院の手術室での経験は、専門的で貴重なものとして評価される可能性があります。RN Fellowshipへの応募も検討できますが、病院や地域によってはそのプログラムが提供されていないこともあります。アメリカの病院のウェブサイトやキャリアセンターを確認し、適切なプログラムを見つけて応募することが重要です。
以上が一般的な傾向です。
看護就職は、個々の希望や状況によって異なるため、このページの記事内容『アメリカ国際看護師求人・就職先の探し方』を参考に、具体的な病院や地域の特性も考慮しながら就職活動を進めることが重要です。希望する職場やプログラムの情報を集め、適切なサポートを得ながら活動してください。
小児科を専門としたい場合は『アメリカ国際看護師求人・就職先の探し方』の中の8番、9番のBLSやACLSにプラスして、AHA Pediatric AHA Pediatric Advanced Life Supportの中からPALS, PALS Plus or PEARS courseの受講も検討も自身のアドバンテージとするのに良いです。リンクから検討してみてください。
この記事のまとめ
アメリカでは大きな病院であれ、小さなクリニックであれ、『通年採用』が基本です。ポジションが空いたら募集をかけるスタイルです。
国際看護師として希望の就職活動を成功させるために利用できることには、
- オンラインウェブサイト求人情報を利用する
- 看護師求人専門のアメリカ現地エージェントの仲介登録する
- 看護師ジョブフェア(Nurse job fairs)を利用する
- リクルーターに連絡する
- 世界最大のビジネスSNS:LinkedIn(リンクトイン)に登録してコネクションを探す
- 求人広告掲示板を覗く
- 現地のナースとのコネクションを利用する
など、たくさんの就活・成功ツールがあります。
日本にいながらして、オンラインでできることが多いので利用しない手はないですね。
就職がなかなか決まらないよ。そんな方は、就活タイミングが悪いだけまもしれません。必要とされているスキルが少しだけ達していないだけかもしれません。
就活中はできるだけアンテナを広げて、いつ出るかわからない希望のポジションを見逃さないようにする。これがアメリカ国際看護師としての就活成功の近道になります。
もしかすると、人によっては、アメリカで就職したての頃は、
職場に慣れるまでの期間、嫌な思いをすることもあるかもしれません。
それは日本でも同じことです。
しかし、それは一時的なこと。あなたが就職した先が悪いことの方が大半です。
日本の看護師の思いやりときめ細やかさは世界一です。すぐに同僚からも認められる看護師になっていけます。 誠実な心で相手を思う姿勢が同僚と気持ちを通じ合わせ、必要な時に必要な行動を取れる関係になっていけます。
今日も長文の記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。カメナースの記事を読んで頂いた方やカメナースの各種サポートを利用いただくあなたが大活躍するナースになることを心から願ってます。
著者:日本看護師、アメリカ・ニューヨーク州、カリフォルニア州国際看護師、1級ネイリスト カメナース
【緊急求人募集】看護師不足・アメリカ・カリフォルニア州政府公式サイトオープン
アメリカがあなたの看護スキルを必要としています。コロナウイルスCOVID-19のパンデミックで医療者が大幅に不足の状態になってきています。緊急に医療が必要となる人々の増加に備え、緊急・医療従事者の求人登録サイトがカリフォルニア州政府公式サイトにオープンしました。
新型コロナがもたらすアメリカ看護師「優先永住権」法案の審議入り!
アメリカへ移住したい世界中の看護師が「ざわついて」います。アメリカ合衆国連邦議会に提出されたある法案に注目が集まっているからです。新型コロナウイルスへの対応のため、海外の医師・看護師を対象に、アメリカへ優先的に移住できるようにする法案です。
【アメリカ看護】アメリカ国際看護師★カメナース★完全ロードマップ
「アメリカで国際看護師に興味がある!」「どうやったらなれるの?」本記事は、こんな疑問を持つ方のために「独学でNCLEX-RN試験勉強→合格→永住権獲得→現地で働く」までに必要な全てについてを解説した「カメナースアメリカ看護師完全ロードマップ」です。
著者:日本看護師、アメリカ・ニューヨーク州、カリフォルニア州国際看護師 カメナース