ナースプラクティショナー情報!完全診療権限ありはどの州?
この記事では、
ナースプラクティショナー3種類の実践範囲
一部制限があるのはどこの州?
制限があるのはどこの州?
の情報を収集することができます。
当ホームページを訪れ、看護師免許(BSNまたはADN)取得を考えている方の中には、看護師免許の後に、ナースプラクティショナー (NP)を目指したい方もいるかと思います。
ナースプラクティショナーになることは、看護師にとって1つのやりがいのあるキャリアパスとなっています。
看護師免許と同じく州ごとにナースプラクティショナーになるための要件、ナースプラクティショナー免許取得後にできる業務内容が違っています。
そのため免許を取得する州選びの段階から、この違いを考慮する。これからのライフプランの計画に役立てることができるかもしれません。
2023年遂にカリフォルニア州も完全な診療権限を持つナースプラクティショナー認定に向けて動き出しました。
ナースプラクティショナー3種類の実践範囲
ナースプラクティショナーは3種類の実践範囲規則があり、各州それぞれ違いがあります。
* 州の規制は頻繁に変更されることに注意してください。最新の規制について州の看護委員会に確認する必要があります。
完全な診療権限: FPA: Full practice authority |
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ナースプラクティショナーは、医師の監督なしに患者を処方、診断、および治療できます。フルプラクティス州で活動するナースプラクティショナーも、医師と同じように、独自の独立したプラクティスを確立して運営することが許可されています。 |
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縮小されている診療権限: Reduced Practice |
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ナースプラクティショナーは、患者を診断および治療できますが、薬を処方するには医師の監督が必要です。 |
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制限された診療権限: Restricted Practice |
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ナースプラクティショナーは、患者を処方、診断、および治療するために医師の監督を必要とします。 |
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American Association of Nurse Practitioners 2022年10月アップデートState Practice Environment 参考&参照
ナースプラクティショナーなどのAPRNの為のコンパクト法
コンパクト法(APRN Compact:Advanced Practice Registered Nurse Compact)に加盟している州のナースプラクティショナー免許を持ち手続きを完了することで、州を超えて実践できます。1 つのマルチステートライセンスでAPRN が州の境界を越えて患者を対面および電子的にケアできるようになり、ケアへのアクセスが向上します。
しかし、まだ加盟州は極端に少なく、現在のモデルは、柔軟性、適応性、機敏さが十分ではありません。
APRN コンパクト法が制定された州
State with enacted APRN Compact legislation
- ノースダコタ州:ND
- デラウェア州:DE
- ユタ州:UT
APRN コンパクト法案が保留中の州
State with pending APRN Compact legislation
- アリゾナ州:AZ
- ニューヨーク州:NY
- ユタ州:UT
- メリーランド州:MD
- モンタナ州:MT
- テキサス州:TX
- ケンタッキー州:KY
現在アクションなし
Currently No Action
以上以外全州
https://www.aprncompact.com/about.pageナースプラクティショナーは何をする看護師なの?
ナースプラクティショナーの役割と責任は、常に進化しています。ナースプラクティショナーの実践権限は、看護師トレーニングの増加と医師および家庭医の不足に対応して変化し続けています。
アメリカでは、熟練した医療専門家の需要があり、それを満たす医師や看護師が常に不足しています。
ナースプラクティショナーが医師の下で働かなければならないかどうかの問題は、実践している州と、それが必要とする資格や認定によって異なります。
1965年に最初のナースプラクティショナー教育トレーニングプログラムが開始されて以来、看護師達は大きな成功と激しい反対を経験してきたようです。 医師の団体は依然としてナースプラクティショナーの制度に反対しています。
何十年にもわたる議論は今だに続いていますが、ナース プラクティショナーはさまざまな状態を治療する能力を備えたヘルスケア部門では、不可欠なプライマリ ケアプロバイダーであることがいくつもの研究によって何度も証明されています。
看護学修士(MSN)や看護学博士(DNP)などの高度な教育トレーニングプログラムでは、看護師は追加のトレーニングを追求して、ヘルスケア部門でより高度な役割を担うことができます。
ナースプラクティショナーの一般的な職務には次のようなものがあります。
- 身体検査と観察の実施
- 診断テスト注文と分析
- 他の医療専門家に相談して患者を他の専門医療またはカウンセリングなどの選択肢に紹介する
- 薬の処方投与
- 治療の監視と管理
勤務先の州によっては、独自のメディカルプラクティスを所有できる可能性があるという追加の利点もあります。
まとめ
多くの医師が家庭医療やプライマリケアではなく、収益性の高い専門分野を追求することを選択するにつれて、FPAを備えたナース プラクティショナーの需要は急速に増加し続けています。
それに伴い、制限された診療権限を持つ州は、年々少なくなる傾向にあります。
ナースプラクティショナーを取り巻く環境は、ナース プラクティショナーがより良いケアを医師の監督下でなくとも提供できるよう変化し続けています。
2022年10月アップデートされた American Association of Nurse Practitioners の情報によると
完全な診療権限(FPA)の州は、日本人看護師にも人気の州、ニューヨーク州を含め、グアム、北マリアナ諸島を含め 30 となりました。カリフォルニア州も2023年遂に完全な診療権限を持つナースプラクティショナー認定に向けて動き出しました。
今後の更なるナース プラクティショナーを取り巻く環境変化、すごく楽しみです!
本日も長い記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事の著者・動画制作者:ニューヨーク・カリフォルニア国際看護師(BSN)・1級ネイリスト カメナース