【完全版】アメリカ看護師になるためのNCLEX-RN勉強法
こんにちはカメナースです。
「アメリカの看護師を目指す」と決めてから、参考書や問題集を買ってみたけど。。。
「一体どうやって勉強すればいいの?」
これは、カメナースブログの読者さまからよくある質問のうちの1つです。 そこで今回は、私カメナースがアメリカ看護師試験「NCLEX-RN」の勉強方法について紹介します。
実際、約1年間の勉強期間で、最小問題数75問にて一発合格しました。自分なりの勉強方法ですが、すごく効率的で良かったと確信しています!
これからNCLEX-RNの勉強を始める方のヒントになれば幸いです。
目次
これからNCLEX-RNの勉強を始める方へ
これからアメリカ看護師になるための勉強をはじめる方に、まずカメナースが心から伝えたいことがあります。
私は、アメリカの看護師を目指そうと思ったとき、すぐにニューヨークに「語学+看護」留学しました。
その時の学費が「約180万円」、生活費が「約270万円」、ビザをとる時の弁護士費用が「約100万円」これだけお金を費やしました。
私が留学したときは、まだネットが発達してなくて、情報収集といえば、留学業者のパンフレットくらいです。もちろん効率的な勉強方法などを紹介したウェブサイトもありませんでした。
最近NCLEX-RNの勉強の仕方を問い合わせをいただいた、現在日本在住の看護師さんはアメリカ看護留学学費700万円+生活費。合計で約1000万円以上を使ったと連絡をくれました。それでもNCLEXテストに合格できていないと。
そんな中、これほどの費用をかけずに看護留学せずに試験に合格して、アメリカで就職している後輩を見てきたり、サポートをしてきました。
そこで思うこと。
それはネットが発達している現在は、アメリカ国内の情報も、勉強方法も、各種手続きも、全てオンラインで「自分でできる」ということです。
NCLEX-RNの勉強をはじめたばかりの頃は、英語の問題があり、不安になることもあるでしょう。
しかし、ほとんど英語がわからなくても、日本語で意味を調べられる翻訳アプリもあります。機能を上げていくオンライン学習サイトも数多くあります。
自由の国アメリカ!
昔よりもさらに安くて簡単に看護師のキャリアアップを図れる世の中になったのです。こんなITの社会を利用しないなんてありえないと思いませんか?
「独学してみましょう。」「オンラインを活用してみましょう。」
不安な人は、NCLEX-RNテスト受験審査の第一関門のところだけ『カメナースフルサポート』を利用してみてください。せっかくテスト勉強しているのに、審査が通過せず受験できないのは勿体無いですから。。
看護師が行動力をもてば医療の未来は明るいと思います。
下記の記事は、アメリカ看護師免許をとるまでにかかる最安の費用についてまとめています。興味のある方は勉強の合間にでもぜひ読んでみてください。
日本看護師免許を活かして約9万円でアメリカ看護師免許取得ができる!
日本の看護師免許を持っている人は、その免許を活かして世界で最も給料が高いアメリカ国際看護師免許を取得できます!日本にいながらする方法と、アメリカに一瞬渡米する費用の2パターンで紹介します。日本でNCLEX受験だと約9万円の費用になってます。
前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題です。
これ絶対大切!勉強する環境を整える
英語であれ日本語であれ試験勉強するときは「落ちてしまったらどうしよう」こんな感じのストレスはかなりのもの。
そうならないために、まず行うことは、勉強する環境を整えることです。
勉強する期間を決める
日本の国試を受けた時も同じでしたが、特に試験勉強をする場合は集中して勉強することが大切です。
人の脳は新しい情報が入ってくると、古い知識や記憶は薄れる性質があります。
NCLEX-RNの試験は、全ての診療科の知識を詰め込まなければならなりません。それも英語でです。
ダラダラと長い期間テストのための勉強なんて、おおよその人間には耐えられません。
これは私が通ったニューヨークのNCLEX-RN試験対策コース(週一回の3ヶ月コース)の先生からも言われたことですが、「勉強をはじめてから1年後、75問の最低出題数で合格すること」を目標にします。
そのため「1年間だけテスト勉強頑張る!」と期間を決めてください。
2023年4月から新しいNCLEX-RNになったんですか?
はい。NCLEXテスト新しくなりました。新NCLEX-RN(NGN)は、70〜135問で出題されます。新NCLEX-RN(NGN)は、最小限の出題問題数の受験者は52問の独立した問題と3つのケーススタディーでテストに合格できる可能性があります!最短テストでは、70項目が採点され、15項目(プレテスト質問)は採点されません。以前は、最も少なくて75問、最大265問出題されていた時期もあります。コロナ禍の予期には、60〜130問でした。
勉強する環境を整える
その期間は勉強時間が確保できるように、仕事疲れや金銭面(生活費)などの不安要素を徹底的に排除します。たとえそれらが小さいものであったとしてもです。
生活コストを見直し、自分にストレスない環境へ
生活費の高い都会で暮らしているのなら、実家に引っ越す。それが嫌なら地方に引っ越す。思い切って発展途上の国で暮らしてみても構いません。
そんな私は、英語が公用語のスリランカとセブ島で暮らしました。どちらもめちゃ安く暮らせました。
体力的に楽な職場へ転職してみる
アメリカの看護師を目指すと決めれば、今働いている体力的にキツイ職場のキャリアのことは二の次です。体力的に楽な職場へ転職をしてみるのもいい手です。
夜勤専従や訪問看護、そして夜勤がない美容外科などに転職します。探す時間もないときは、下記のような転職サイトへ登録します。
転職サイトを利用するときは、担当者との相性があるので、自分に合った担当者とのフィーリングを大事にしてください。
とにかく自分に合った勉強環境を確保できる職場を探す、または休職に。勉強に集中することが目的だからです。
退職のもめごとが起こらないように代行をしてくれるところもあるんです。
もし、雇い主とのもめごとに関わりたくない人は、みてください。
下のリンクです。
カメナース流NCLEX-RN試験勉強法
通常、試験勉強って個人によって違いますよね。でも英語で勉強なんかしたことないって思う方も多いはず。ここからは、私カメナース自身が行った勉強方法を紹介していきます。
これは良い!とされるものしか買わない
教材は良いとされるものしか買わないことです。大切な部分のサポート費用や渡米費用、渡米後の生活用品などのコストを貯めるため。日本の家具などは運ばず 渡米後を買い揃えた方が安上がりです。
私が最初に買った本、それがサンダース
アメリカ看護師試験NCLEX-RN★一発合格に役立つおすすめ教材6選の記事でも紹介した神の本「サンダースコンプリハンシブレビュー」私が最初に購入した本です。お値段は9000円くらい。本としては高めですが、看護留学費用に比べれば微々たるもの。
この本は、ニューヨークのNCLEX-RN試験対策コース(週一回の3ヶ月コース)で正式採用されていた教科書です。2、3年に一度新しいバージョンが発売されます。NCLEX-RN試験対策本は、色々な出版社からたくさん出回っています。しかしこのサンダース(Saunders)は、アメリカの大学の先生やアメリカ人看護師の友人も特に薦める本であり、NCLEX-RN試験対策本としては堂々のベストセラーです。
Saunders Comprehensive Review for the NCLEX-RN Examination, 9e
この本の著者Ms.Lindaは、エルゼビアのNext Generation NCLEX 対象分野の専門家およびコンサルタントでもあります。2023年4月以降のネクストジェネレーションNCLEX受験を計画中の看護師さんはMUST HAVE!!
サンダースは、最初に買った本で、かつ教科書。
私はこの本だけの勉強に「5ヶ月」を費やしました。全ての試験勉強期間が1年間ですから、約40%の時間です。
日本語と英語で異なる呼び方の単語を洗い出す
まずは、サンダース(Saunders)の各分野(カテゴリー)の解説文を最初から最後まで隅々まで読み進めました。そうこうするうちに知らないメディカル英単語がたくさん出てきます。
日本では当たり前のように使っている用語でも、英語では異なります。なのでその辺りから攻めていきました。例えば「胃」についての単語です。
- 一般的には「胃」は「stomach」、「胃チューブ」は「Stomach tube」
- 日本の医療現場で使う「胃」は「Magen」、「胃チューブ」は「Magen tube」
- アメリカの医療現場で使う「胃」は「gastro」、「胃チューブ」は「gastro-tube」
こんな感じで、アメリカと日本で使われる用語でも異なった呼び方をするものを徹底的に洗い出しました。
そうすることで、「医療単語」を研究する「メディカルターミノロジー」という分野があることを知ります。日本でも看護系の大学などにこの教科があるかもしれませんが、私はこのとき初めて知りました。下記の記事に詳しく書いています。
医療英語をめちゃ効率的にたくさん覚えるコツ!これ知らなきゃ損!
医療英語の資格取得、看護留学、医療英語を仕事へ活かしたい。何か都合よく、効率的に覚える方法がないのかな?そんなあなたの為の記事です。医療英語は、ある方法で効率的にたくさん覚えることができます。
サンダースは読めば読むほど楽しかったです。私の中で「看護」に関する知識がどんどん広がっていく感じがしました。
サンダース参考書の勉強法
とはいえ、サンダースの文章量は膨大ですよね。
なので、まずは本の中に「PRACTICE QUESTIONS」という項目があります。この部分はその章からどのような問題が出題されるかどうかを示した例題になります。 この例題を最初に解いてみてみて下さい。
サンダース(Saunders)を読み進めるうちに、同じ医療英単語が何度もでてきます。一度調べておくと、あ!またこの英単語が出てきた、といった具合です。
「もっと知りたい」って思いながら必死に繰り返した方法が次です。
順番は、
- 本が分厚いのでカッターで全ページ切り落とす
- カテゴリー毎にまとめる
- 各章の「PRACTICE QUESTIONS」の例題を読む
- その例題を日本語で理解する
- その例題に答えてみる
- その例題の答え合わせをする(正解か不正解かのみでOK)
- 例題は章のどこに書かれているか探して見つかった部分だけを読み、「その部分にマーク(例題の番号などを付与し、『後から必ずわかるように』)する」
- 知らない医療英単語には鉛筆で印をつけて、そのまま読み進める。「意味のわからない単語は始めのうちは無視」して。「単語の意味2:内容のなんとな~くな理解8」
- 「PRACTICE QUESTIONS」の例題を読む
- その例題を日本語で理解する
例題を解く際に勉強した日付などを書くとモチベーション維持につながります。 - その例題に答えてみる
- その例題の答え合わせをする
- 各問題の正答の下に「Rational」と書かれた部分を日本語で理解する
- その例題と「Rational」に関するのはその章のどこにあるかを探す。(1周目で既に探してあるから2周目は速い)
- 探した部分と「Rational」に書かれた部分と比較しながら読み、 「再度その部分にマーク(例題の番号などを付与し、『後から必ずわかるように』)する」
- 区切りのよいカテゴリーまで全部読み終えたら、知らなかった単語の意味を調べる
- 鉛筆でその単語の意味を余白に書きなぐる
- 重要な解説がされたページの横に付箋(ふせん)をつける
- この辺りで全くわからない(いつも理解できない)単語や項目を「フラッシュカード」にまとめていきます。
- 自分の「わからないや重要な解説のフラッシュカードが溜まっていく」
- フラッシュカードを重点的に暗記していく
- 同時に「自分専用のメディカル英単語帳」を作る
- 自分専用の単語帳は空いた時間を利用して徹底的に覚えるため
- 覚えきった医療英単語は消す
- 2から4周すると章全体の内容や例題への回答、その章の理解が完璧になる。
きりの章の最後まで終わったら、章の最初に戻り今度は2周目
NCLEX-RNの実際の問題を解いていく段階になったときに、本に鉛筆で意味がわかるように書いてあると、本を読み返すとき、辞書で調べる手間がなくて楽でした。
本をバラバラに分解しておくと持ち運びも楽になり、電車やタクシーに乗るときなどの、ちょっとした空いた時間も有効活用できます。とにかく時間を無駄しないようにしました。
ボイス単語帳を作る
「自分専用メディカル英単語帳」は「見て暗記」するためのもの。日本の試験勉強でも同じように勉強する方も多いかと思います。
ですがNCLEX-RNは「英語の試験」です。いずれ問われる英語力なので、試験勉強と一緒に英語の勉強も兼ねたほうが効率的です。
そこで私が作ったのが、「自分で発声した音声を録音し、後から聞き流すボイス単語帳」でした。
当時は携帯電話に録音機能なんかついてなかったので、私はボイスレコーダーを買いました。今はスマホで代用できます。
わからない単語を「自分だけの音声単語帳」に吹き込むことで、発音の練習にもなり、さらに覚えやすくなります。
そのとき「英語の音声と日本語訳の音声の両方」をボイスレコーダーに録音しました。
英語のネイティブスピーカーの友達がいたら、英語の部分はその友達に発音してもらい、続けて日本語訳を自分の声で録音するのがベストかなと思いました。
でも勉強しているときは、あまり友達なんかと遊んでいられません。なので「電子辞書の読み上げ機能」を使って真似しました。
今はGoogle翻訳でも同じ機能がついています。しかも無料です。
とはいえ、Google翻訳はあくまで一般的な英単語や文章全体を翻訳するには便利ですが「医療分野の英単語」という枠では不十分。
薬の名前や効能など、医療分野としてもっと知りたいことがあるときには役に立ちません。
そこで下記の電子辞書です。「音声読み上げ機能がついていてNCLEX-RNの試験をカバーできる辞書」は、この1つしかありませんでした。「ステッドマン医学英英辞典」この辞書が試験勉強とその後のアメリカの病院で働く時にも役立つからです。
この辞書ぶっちゃけ高いです。
ですが「道具はいいものを使う」ことです。
これからNCLEX-RNの勉強をしていくにあたり、そしてアメリカで就職することを目指すのであれば、持ってて損はありません。安いものを買って後から「使えね〜」って嘆いていた友達もいました。この辺は「看護師資格を取りたい!あなたは看護&医療・電子辞書!買う?」の記事で詳しく解説しています。
カシオ 電子辞書 エクスワード 医学プロフェッショナルモデル XD-K5900MED
私が使ったのは、医学生用のプロフェッショナルモデルの電子辞書。「ステッドマン医学英英辞典 / 医学英和大辞典」が収録されている唯一の電子辞書。
スマホにも録音機能ありますが、ボイスレコーダーのメリットは「追加で録音しやすい」ことです。「私のボイス単語帳」を作るのにはかなり有効です。アマゾンなどで小型のボイスレコーダーが3〜4千円前後で販売されているので活用すると良いかも知れないです。
32GB大容量&45時間連続使用】 QZT ボイスレコーダー ICレコーダー
32GB 録音機 超小型 大容量 長時間録音 最大2276時間録音保存 簡単操作 定時録音 変速再生 VOR自動音声検知 パスワード保護 OTG機能 会話録音/語学勉強/講義などに適用 機械音痴
自宅の全てを勉強に使う
「私のボイス単語帳」はかなり役に立ちました。
しかし、いつまでたっても覚えられない単語も中には出てきます。
そんなときは、ポストイットにその単語を書き出して、毎日自分の目に入る場所に貼り付けました。私が貼ったのは次の場所。
- ガスコンロの壁
- キッチンシンクの前
- 冷蔵庫のドア
- 洗面所の鏡
- トイレ
- 天井
- ベットの脇
- 洋服ダンスのドア
- 玄関内側
そこまでやるか、と思うかもしれませんが、そこまでやりました。毎日見るとさすがに覚えます。要は覚えられない英単語は「繰り返し見る・聞く」そして「行動に紐付ける」ことが必要だった感じです。
サンダース(Saunders)の中にある問題を全て解く
「私の単語帳」を使いながらサンダース(Saunders)の1つのカテゴリー分野の解説文を読み終えたら、次は問題を解く段階です。具体的には次のように進めました。
- 全ての問題を回答して答え合わせ。
- 答え合わせの後は、なぜその答えなのかの論理的根拠 (Rationale) を読む。
- 難題だったか、容易に回答できたか、不正解だったかなどの自分の傾向を知るための印(★、▲など)を付けておく。
基本的には上記の繰り返しです。
私のインデックスカード帳を作る
ここをやるか、やらないかでかなり実力が開くかな、と私は思います。それが「私のインデックスカード帳」です。NCLEX-RNに最小問題数75問でイッパツ合格を目指すにはオススメです。
まず解いてる問題が、既に読み終えている分野の「どの解説文から出題されているか」を確認します。
その解説文の内容は、質問文の言い回しだけを変えて多く出題される部分になるので、解説文に蛍光ペンでマーキング。
マーキングした部分と、その問題に関連の重要事項も含め、単語帳よりやや大き目の「インデックスカード」を作成します。
イラストや写真、表なども縮小コピーして貼り付けたりすると、いい感じにまとめられ、わかりやすくて暗記しやすいです。
インデックスカードとは、ハガキサイズくらいの大きさのやや厚めのカードです。よく料理のレシピなどを書き込むカードですね。
市販の単語帳では小さすぎるので、こちらを使います。100円ショップ(アメリカでは99cショップ)でも売ってる100枚くらい入ったものです。カードを閉じるためのリングも忘れずに買っておきましょう。
勉強用のほかにレシピノート、名刺保管用カード等 様々な用途に使用できカード。やや厚みがある。色がある方が、カテゴリーごとに分けられ、見やすくできたので良かったです。
次の動画は「国試用」のものですが、NCLEX-RNでもやり方は同じですので参考にしてみてください。
インデックスカード帳が神な理由
このインデックスカード帳ですが、一枚一枚が知識そのものの「ラベル」になっていくので、後からいろんな応用ができます。使い勝手は神の域です。下記にメリットをまとめてみました。
- ページを自由に追加できる
- NCLEX-RN試験問題の4つのカテゴリーで色分けしておけば、ページを入れ替えても元に戻せる。
- 気軽に持ち歩くことができる。空いた時間があればすぐに開いて効率的な勉強ができる。(短期記憶を長期記憶にする)
- その日覚えたい部分のみ、取り外しすることもできる。
- 完全に記憶できたカードや不要なカードを自由に外すことができる
- 自分で見やすいように、コンパクトに書いていくので、ポイントが絞り込まれて記憶できる。
- カードをバラして床などに並べると「知識全体」が見えて整理しやすくなる。
- 充電切れ・壊れる・使えないなどのトラブルの影響を受けない。
- 自分が勉強した成果がみて取れる。
インデックスカードの具体的な作り方
下記は、NCLEX-RNの1つの問題例です。ユダヤ人のコーシャーダイエット(食事)についてが問われています。厳格なユダヤ人は、宗教上「食べてはいけないもの」があり、それを問う問題。
正解は3です。
この問題は消去法で考えます。
1.の Pork roast はダメ、2.の Crab も milk もダメ、4.の Shrimp もダメといった感じです。
アメリカのスーパーマーケットなどでは、このようなユダヤ人のためのコーナーなどがあり、売られているものに特徴があります。NCLEX-RNでもおなじみの人種の違いによる問題です。
which of the following meal trays would be appropriate for the nurse to deliver to a client of Jewish faith who follows a kosher diet?
- Pork roast, rice, vegetables, mixed fruit, milk
- Crab salad on a croissant, vegetables with dip, potato salad, milk
- Sweet and sour chicken with rice and vegetables, mixed fruit, juice
- Fettuccini Alfredo with shrimp and vegetables, salad, mixed fruit , juice
Correct answer: 3
Rationale : In the Jewish religion, those who are kosher believe that the dairy-meat combination is not acceptable. Pork and pork products are not allowed in the traditional Jewish religion. Only fish that have scales and fins are allowed; meats that are allowed include animals that are vegetable eaters, cloven-hoofed, and ritually slaughtered.
Test-Taking Strategy : Use the process of elimination, recalling that the dairy-meat combination is not acceptable in those in this religion group who follow the kosher tradition. Option 2 contains crab and milk, and option 1 contains pork roast and milk. Option 4 can be eliminated because it includes shrimp. Review the dietary rules of this religion
group if you had difficulty with this question.
Level of cognitive Ability: Application
Client Needs : Psychosocial Integrity
Integrated process : Nursing Process-implementation
Content Area : Fundamental skills
この問題を回答した後に、インデックスカードをまとめる際には、人種という題名のカードを作り特徴を書き出します。
ユダヤ人についてだけではなく、その他の人種、
アフリカンアメリカン、
アジアンアメリカン、
ヨーロピアン、
ヒスパニックアメリカン、
ネイティブアメリカン、
アーミッシュなど
の食べてよいもの、食べてはいけないもの、好んで食べられているものもまとめて書き出します。
食事だけではなく、宗教の規則、文化などものも書き出しておくと便利です。
インデックスカードは色分けをして「患者ニーズ:生理的統合性(Client Needs: Psychosocial Integrity)」のカテゴリーであることをわかるようにしておきます。
このようにしてまとめ書きすることにより、ユダヤ人以外の人種や宗教の規制でも正解回答を導くことができるようになります。
【アメリカ看護基礎知識】人種・宗教・文化の特徴を日本語で理解 177 - 4
多種多様な人々を看護するアメリカナースには、人種や宗教の基礎的が必要です。そのため、アメリカ看護師試験NCLEX-RNに問題が出題されました。アメリカ看護知識!日本語で要領よく理解して1回目のテストで合格を狙いましょう!
NCLEX-RN薬の勉強
NCLEXの薬の勉強方法も教えて欲しいのご要望が多くあるので、追加で紹介しますね。
カメナースさんはNCLEXの薬用の教材は用意したんですか?
はい、薬用の教材も用意しましたよ。まずブックを買ったんですが、途中でもっと良いものある!!と気がつき購入しました。
Mosby's Nursing Drug Cards を手に入れましょう。Mosby's Nursing Drug Cardsを手に入れたら、
サンダースの本を読んで出てきた薬のカードを抜き出して、問題を解いているときに出てきた薬のカードを抜き出しましょう!
Mosby's Nursing Drug Cards
各カードには、説明、使用法、メカニズム、薬物動態、副作用、禁忌/注意事項、相互作用、投与量、看護管理の優先順位など、最新の看護情報がリストされています。
私の場合は、大切な部分にはマークしてました。
薬の副作用、禁忌、相互作用がらみの問題は、よく出題されます。
抜き出したカードを持ち歩きして暗記。
いつもでも覚えられない薬は、カードを冷蔵庫やベットの横に貼って覚えられるまで貼り付けたままにして完璧に覚えましょう。
少し前までは、アメリカのアマゾンからしか買えなかったので必要な方へはアメリカからお送りしてましたが、今は日本のアマゾンでも買えるようになってますので活用してNCLEX-RN一発合格を目指してくださいね!
カメナース、初めはブックで薬の勉強しました。
サンダースや他の問題集に出てきた薬に付箋をつけていたら大変な量に!
途中でカードがあることに気がつき、両方とも使いました。
本はお家用。
カードは持ち歩き&お家の中に貼り付け用!
NCLEX-RNテストの為に、これから薬の教材を買う人は、 自分用にカスタマイズでした暗記カードが簡単にできるので、 Mosby's Nursing Drug Cards を手に入れるのがおすすめです。
今、薬の本を使って勉強している人も復習や新たな発見&暗記のために Mosby's Nursing Drug Cardsを手に入れて。本にマークしてある薬のカードを抜き出して、自分専用の薬暗記カードを作ってみても良いかもしれないです!
とにかくひたすら問題を解く
その情報は、アメリカの看護学校へ行った人へ向けての情報です。私たち日本人も看護師国家試験対策は、過去問をひたすら解く勉強でしたね。
日本の看護師免許を持っているのであれば、学校での講義はすでに終了しています。あとはNCLEX-RNの試験を受けるだけなのです。
日本の国試も1回で90%以上の人が合格できているのだから、アメリカ看護師になる為のNCLEX-RN試験を受ける場合も同じです。テストを作っている機関の調査によると、英語ネイティブナースの90%以上の人が合格できています。 英語が母国語でない看護師1回目のテストで80%合格。2回目は50%
言語を日本語から英語にするだけで、勉強の手順は同じ方法、ということです。
繰り返せる時間を確保して勉強を進める
私たち日本人は母国語ではない英語で試験を受けることになります。
そのためには、同じものを繰り返して勉強する学習方法が必要です。私が取り入れたNCLEX勉強方法は、日本の国試でした方法とほぼ同じです。自分専用のインデックスカードを作成して短期記憶を長期記憶にするにする方法です。
そのやり方を知ってれば私もやったのに!と5回ほど試験に落ちた先輩は嘆いてました。この勉強法を実践すれば、効率的に短期記憶を長期記憶にできる気がします。先輩は5回のNCLEX-RN受験脱落で、その後は勉強する気力はなくなってしまったようです....
NCLEX-RN勉強法まとめ
以上で解説は終わりです。こんな長文を読んでいただきありがとうございます。最後に本記事のまとめです。
- 問題を解く
- 問題の答え合わせをする
- なぜその回答であるのかの論理的根拠を読む
- それが書かれている本文を探してマークしておく
- 各カテゴリーの解説文を最初から最後まで読む
- 知らないメディカル英単語を調べ、覚えやすい単語暗記帳を作る
- 重要項目や記憶できなさそうな項目はインデックスカードを作成して空いた時間を利用して何度もみる。
- サンダース(Saunders)以外の本も使って、サンダースに載ってない重要項目が出てきた場合、インデックスカードに追加していく
さあ!ここまで来たらモチベーションを維持して、日本より働きやすい自由な環境でやりがいのある大好きな看護師のお仕事で、日本の倍のお給料1000万円、いや2000万円を手にできるアメリカ看護師を目指して、カメナースメンター達と一緒に頑張りましょう!
アメリカの看護師になるときに、何かとお世話になる『CGFNS』という機関。「これって一体どんな機関?」「何をすればいいの?」こんな疑問に答えます。CGFNSへの必要書類、手続き方法、注意点などの疑問が解決できるようにまとめてみました。
【アメリカ看護】アメリカ国際看護師★カメナース★完全ロードマップ
「アメリカで国際看護師に興味がある!」「どうやったらなれるの?」本記事は、こんな疑問を持つ方のために「独学でNCLEX-RN試験勉強→合格→永住権獲得→現地で働く」までに必要な全てについてを解説した「カメナースアメリカ看護師完全ロードマップ」です。