看護師留学する前に絶対に読んで欲しい記事・体験&口コミ
こんにちは!
カメナースです。
国際看護師になる難易度を高めている原因は『国際看護師=留学』の考えかもしれません。
国際看護師になる・米国就職・海外移住のゴールは『時間・勉強・お金』上手にマネージすることで叶えられます。
今回は、日本の看護師免許を取得後、 ニューヨーク州とカリフォルニア州のアメリカ国際看護師免許を取得した私の経験に基づいて、
『留学する前に知っておきたかった!』
『これが分かってたら、そんなことしなかったのに!!』
どうしたら最短で、かつ費用を最小に抑え、国際看護師になれるかヒントを提示してゆきます。
① アメリカ国際看護師免許は、留学せずとも日本にいて取得できる
アメリカで国際看護師を目指す方に一番最初に知っておいて欲しい事、それは...アメリカ看護師免許は日本にいても取得できるということです。
「えっ?アメリカの看護師免許なのに、日本にいて取得できるの?」と思われるかもしれません。
実際、私も留学してしまうまで知りませんでした。しかも、アメリカ看護師テストNCLEX-RNは、日本で受験する事が可能です。
日本で看護師免許を持っている看護師は、アメリカの看護師テスト『NCLEX-RN』に合格していれば、アメリカに来てすぐにアメリカでの就職活動を始めることができます。
でも、だからと言って何故、「留学しないでアメリカ看護師免許を取得した方がいいの?」と思われるかもしれません。
その理由について、順番に説明していきますね。
NCLEX-RNテストについて詳しくはコチラのアメリカ国際看護師 RNになるためのテストNCLEX-RNとは?の記事を読んでみてください。
断然良い理由、その1
コストパフォーマンスが良い!
留学をするのは、何よりお金がかかります。
次の表は、最初から渡米して学校へ通いつつ、NCLEX-RNテストの勉強をした場合の概算費用と、留学しないで勉強をした場合の比較です。
留学して、アメリカ看護師として働くまでに必要な費用 | |||
各種費用 | 代行業者に依頼して留学 | 自分で手続きして留学 | 留学なしの場合 |
---|---|---|---|
学生ビザ申請費用 | 6万円 | 2万円 | 2万円 |
旅費 | 約7〜10万円 | 約7〜10万円 | 0円 |
学費 (約1年6ヶ月) | 150〜300万円 | 150〜300万円 | 0円 |
教材費 | 2万円 | 2万円 | 2万円 |
生活費 (約1年6ヶ月) | 180万円 | 180万円 | ?円 「現状維持」 |
NCLEX試験の費用 | 3万円 | 3万円 | 3万円 |
英語力試験申込費用 | 3万円 | 3万円 | 3万円 |
合計費用 | 約351〜504万円 | 約347〜500万円 | ??〜??万円 |
*代行費用は、各社異なるので、安めの業者さんのお値段で計算しています。
*「現状維持」は、今のあなたの環境を変える必要がないという意味です。
左から順に説明をしていきます。
代行業者に依頼して留学
多くの方は「留学」と考えると、まず「留学=自分だけじゃ無理」って思うはず。
そこで留学エージェントのOOさんにお願いして、お金を払って手続き代行してもらいます。
ちなみに、カメナースの持論では業者さんに代行をお願いする必要はないと思っています。記事コチラ!
表の真ん中は、
自分で手続きをして留学
業者さんにお願いせずに、自力で留学の手続きをした場合の費用では、学生ビザの申請費用等、少し安めに行うことができますが、生活費や学費等は変わらず発生してしまいます。
一番右が、
留学なしの場合
そしてカメナースオススメの「留学をせずにNCLEX-RNテストの勉強をする」費用です。
こうすると現状の生活を変えることなく、すぐにでもNCLEX-RNのテスト勉強を始めていくことができ、お金も時間も無駄になりません。
現状維持とあるので、合計の費用がきちんと出ていませんが、日本にいながら試験勉強することの最大のメリットは、今の環境を変えずにやれることだと思います。
新しい環境や生活に慣れるのは時間が必要です。まして言葉の通じない外国となると、その苦労はひととおりではありません。それに留学生は働くことができません。その間は看護師キャリアもブランクになってしまいます。
あなたのゴールが「米国就職」なら、お金は後々使うべき時が必ず来ます。
とにかく出費を抑えつつ、本当に必要な時期にそなえる為に、日本にいながら勉強するべきだと思います。
断然良い理由、その2
NCLEX-RNテストは独学で勉強できる
NCLEX-RNテストは、実は
- 『読める』
- 『看護がわかる』
この2つで合格できます。
『英語が読める』必要なのは、中・高校学生文法を理解した上で読める程度だと私は思っています。
日本の看護師免許を持っている人なら、わかると思いますが、NCLEXテストも日本の看護師免許と同様、暗記(覚える事)が殆どです。ですので、英語が喋れる、喋れないは、書ける、書けないはまずこの段階では関係ありません。
私は、NCLEXテストが日本で受けられる事も、留学しないで免許が取れる事も知らなかったので、最初から留学して合格までに約1年6ヶ月かかりました。その間、食事と睡眠以外の時間全て(一日 8〜14時間程度)を勉強する時間に当てていました。
アメリカにいるにもかかわらず、殆ど出かける事もなく参考書やオンラインNCLEX問題とにらめっこする毎日。私は、このNCLEXテストを受ける前に留学をしていた時間は、とてももったいなかった... 引きこもりして勉強するなら、日本でもアメリカでも何処でもよかったじゃん!と思ったからです。
むしろ、日本の東京か大阪でテストを受けていれば環境を変える事なく、要らぬお金の苦労をせずとも、その時間を勉強に費やしていれば、お金も時間ももっともっと省略して出来たんじゃ....と思いました。
NCLEXテストは参考書・オンライン学習、Youtube、模擬試験など、引きこもりして独学合格できるように開発された教材がたくさんあります。
これは、アメリカの学生も試験勉強は独学することが多いからです。なので、教材は何処にいても手に入れることが出来ますし、日本からでもアメリカの学生が受けている授業と同じものをオンラインで受講することが出来ます。教材を詳しくは、こちら!
以上のことを踏まえ、NCLEXテストのためにお金をかけるくらいなら、後々、必要になってくる永住権グリーンカード申請をする時の弁護士代にとっておく。これがカメナースの私が経験から学んだ持論です。
はコチラの記事を読んでみてください。
断然良い理由、その3
アメリカに来てすぐに就職活動が出来る!
日本にいる間にNCLEX-RNテストに合格し国際看護師の免許取得しておけば、アメリカで学生でいる必要がない為、そのまま就職活動を始めていけます。留学生としてアメリカに留学した場合、学生ビザでは、仕事ができません、そのため、看護師キャリアがブランクになってしまいます。
しかし、日本にいる間にアメリカ国際看護師の免許取得しておけば、日本にいながら、永住権グリーンカード申請する事が出来ます。また、申請している間は、看護師として働きながら申請許可が出るのを待つことができますし、その間に語学学校へ行き日常会話等を学ぶ事も出来ます。また、もし1年間のインターンシップOPT制度を利用したいのであれば、NCLEX合格後に専門学校や大学へ留学をする事もできます。
② 何故、ニューヨーク看護師免許を取得するのが最短ルートなのか
アメリカ看護師の資格は、全米の資格ではなく、各州の資格です。アメリカには50州あり、各州ごとに看護師試験の必要条件が異なります。
日本看護師資格を持ってるだけでは、看護師試験を受けることができない州もあります。看護師の免許は州ごとの発行ですが、免許を取得後に他の州の免許に移管(エンドース)をすることが出来ます。そこで、まずは条件が簡単なニューヨーク州の免許を取得した後に、自分の住みたい州、お仕事が決まった州に免許をが良かったです。
最短ルートな理由、その1
TOEFLやIELTSの英語力テストスコアが必要ない
ニューヨーク州を一番にお勧めする理由は、英語力テストのスコア提出が必要ないことです。州によっては、アメリカ看護師試験の受験に、英語力テストのスコア要求されている州があります。基準は各州によって違いますが、TOEFL iBT83程度、IELTS 6.5 スピーキング7.0程度が必要です。
一般的に、英語力のない人がTOEFL iBT83程度を取得する為には、少なくとも8ヶ月から1年程度の英語の勉強が必要とされていますが、ニューヨーク州では、この英語力テストスコアの提出が必要ありません。従って、NCLEX-RNテストの勉強だけをしていけばいいのです。
私は、英語力テスト規定スコア達成は、NCLEXテスト後で良いと思ってます。好きなことや専門分野の英語から勉強する方が英語も伸びるは世間の常識です。
NCLEXで看護の勉強をしている間に英語力もアップしますし、私もそうでしたが、人によっては英語力スコアを提出しなくても、最終ゴールのアメリカ看護師就職を達成する事ができるからです。
最短ルートな理由、その2
SSNが要求されていない。
SSNとは、アメリカ社会保障番号:ソーシャル・セキュリティ・ナンバー(Social Security Number 略称: SSN)のことです。主に納税や年金制度などに必要な、個人に振り分けられる9桁の社会保障番号で、アメリカの市民は全員持っています。
日本のマイナンバーの様なものですが、アメリカのSSNの方が重要度は高く、この番号で色々なものが管理されています。
SSNは誰でも取得できる訳ではありません。原則、アメリカ市民あるいは、就労許可を持つ移民のみ申請することができます。私たち外国人が取得するためには、留学中に短大や大学などのキャンパス内で働くか、学校を卒業してオプティカルトレーニング(OPT)が認可されないと所得できません。いずれにしても、渡米したから.. といって、すぐに取得できるものではありません。
そのため、アメリカ看護師を目指すために考慮すべきは、SSNなしでも受験できる州かどうかになります。
ニューヨーク州では、SSN番号の提出は必要とされていません。
以上のことを踏まえ、日本の看護師免許を持っている人で、アメリカ看護師を目指す人が最短で免許を取得できる州は、英語力テストスコアが必要なく、SSN番号の提出は必要とされていない州である必要があります。
そして、この、『SSNなし』『英語スコアなし』の条件にマッチするのはニューヨーク州です。
アメリカ看護師試験NCLEX-RNの必要条件について詳しくはコチラの記事を読んでみてください!?
この記事のまとめ
私が、この記事で、一番声を大にして言いたい事、それは『アメリカ看護師資格NCLEX-RNは、日本にいながらでも勉強して取得出来る!』という事です。
私は、実際アメリカに留学して勉強し始めるまで、知りませんでした。でも、もしそれがわかっていれば.. 私は、留学をせずに、独学で日本にいながらアメリカ看護師国際免許を取得してから渡米したと思います。そうすれば、日本で環境を変えずに、時短やパートタイムで看護師をしながら勉強をして、免許取得してから留学生としてではなく、「看護師」としてアメリカへ来る事ができます。お金も時間も無駄にせず、自分の夢が叶えられるのです。
そんなこと言っても、テスト勉強って全部英語だし、カメナースさん最初から英語できたんじゃないの?と思われる方もいるかもしれません。実は、最初の私の英語レベルは、中学英語も怪しいくらいのレベルでした。(´・ω・`)ショボーン
そんな中、私はアメリカ留学をしてしまった為、知らない土地で、訳のわからないなまり英語に囲まれ、買い物一つをするのにもあたふたしながらの環境で必死に勉強しました。
実際、私が通っていたアメリカの看護学校には、世界中から80人程の生徒が、アメリカ看護師資格NCLEX-RNテストの合格を目指して通っていました。しかし、実際にアメリカで看護師として働く事が出来たのは、その中の6〜7人程度でした。NCLEXが難しいからでしょ?そう思われるかもしれませんが、実はそれが理由ではありません。その最大の理由は、『費用』にあります。
ほとんどの学生が、学費にお金をかけずぎ、資金が底をついてしまい、次の段階である『アメリカで実際に看護師として働く』というところまで辿り着けませんでした。
NCLEX-RNテストの合格は、一つの通過地点であって、ゴールではありません。そこにたどり着くためには、勉強するという以外に費用の問題が立ちはだかってきます。インターンシップOPT制度を使って、実際にインターンする為の費用、永住権グリンカード申請する為の弁護士費用(100〜300万円くらい)など、NCLEX-RNテスト合格後もお金がたくさんかかってきます。
ほとんどの人にとって、お金には限界があります。看護師仲間の留学生が志半ばで、貯金が無くなり、アメリカ看護師として働く事を断念し、日本へ帰国する。そんな看護師をたくさん見送ってきました。でも、日本にいながら勉強をし、NCLEX-RNテストに合格が出来れば、最初の留学費用を大幅に抑えることが出来ます。そして、何より、「看護師」としてアメリカへ来る事ができ、就職活動をすぐに始める事が出来ます。
アメリカで看護したい!アメリカ国際看護師の求人・就職先の探し方
今、アメリカで看護師資格を取得して、働きたいと考えているあなたには、私の様な苦労はして欲しくない。出来るのなら、最短距離で自分の夢を叶えてもらいたい!と思い、このブログを始めました。これから、アメリカで働くことを考えている看護師の皆さん、諦めずコツコツ勉強を頑張ってください!
以上が、私自身が留学する前に知っておきたかった!これが分かってたら、そんなことしなかったのに!!と思う事でした。
【アメリカ看護】アメリカ国際看護師★カメナース★完全ロードマップ
「アメリカで国際看護師に興味がある!」「どうやったらなれるの?」本記事は、こんな疑問を持つ方のために「独学でNCLEX-RN試験勉強→合格→永住権獲得→現地で働く」までに必要な全てについてを解説した「カメナースアメリカ看護師完全ロードマップ」です。
【看護留学とアサーティブネス】守るスキルが無いと大変な目に遭遇!人目を気にしすぎる人は必読を
アメリカ看護留学、移住。どちらも異国で新しい人とうまくやっていくことが大切。そのためには、アサーティブネスなコミニュケーション能力が重要となります。アサーティブとは?そんな疑問解決するためのヒントをお伝えします。
この記事の著者:日本看護師、アメリカ・ニューヨーク州、カリフォルニア州国際看護師、1級ネイリスト カメナース