医療略語や医療隠語を看護師がYoutubeで語るは禁止事項!?
こんにちは!
日米看護師のカメナースです。
Youtubeへアップの動画へ、下記のコメントメッセージを頂きました。コメントを書いて下さった視聴者の方ありがとうございます。
Youtube動画のタイトルは
就職や実習前に知って安心な看護師や医師が病院でよく使用する略語紹介:医療略語20選
多くの方に観て頂いている動画です。
コメントメッセージの内容は、
患者さんや患者さんの家族に配慮してほしい。
患者さんや患者の家族が望んだDNRでも蘇生拒否と文字を見るとショックを受けるものですよ。
同じ看護職として不快です。
色々な意見、主張、価値観があるからこそ人生は刺激的!快適で人の権利を無視しないアサーティブなコニュニケーションを志しましょう!
同じ看護職として今後とも、誰もがより良くなって行けるよう動画アップして行けたらと思ってます。
率直で貴重なコメント頂けるとうれしいです。
私達医療者は患者様やその家族を擁護すると同時にこれから医療職を目指していく方々も擁護する必要がある!
擁護とは?
かばいまもること。たすけまもること。
頂いたコメントから私が感じたのは、
心優しい看護理念が伝わるコメントメッセージだと言うこと。
患者さんやその家族が望んだ蘇生有無、
文字を見るだけでショック、私達も看護職も同様です。
このコメントを下さった方も看護職をされていると言うことで、多くのショック乗り越えられたのかと思います。
しかし、
誰もが
このショックを乗り越え前進する必要がある。
将来なりたい職業上位にいつも入っている看護師
筆者の親戚も含め、将来なりたい職業上位にいつも入っている職業、医師や看護師。
医師、看護師、介護士不足が深刻な中、
医師や看護師の仕事は大変だ!3Kだ!6Kだ!9Kだ!
世間では大変と言われている看護の仕事を自らの意志で選んで、たくさんの希望を持って医療職を目指す方たち。
その方達の少しだけ先輩の立場の看護師として、患者様やその家族を擁護すると同じように、1人1人の力を合わせて微力ながらも擁護する必要があるのです。
自身の新人看護師の頃の辛い体験もあり、 これから看護の道を目指したい方達へ向けて、 Youtubeへ動画アップした方が良いと判断して、 医療略語20選を編集致しました。
略語なしでは書くのも大変、言うのも大変な用語が存在
昨今は看護師や医師が病院のカルテに記入したり会話で使う医療用語、診断名や症状、症候、検査名などは略語なしでは書くのも大変、言うのも大変な用語が存在してます。
例えば、
動画で紹介の点滴静脈注射
漢字の画数が多い&やたらと漢字の並びが長い、英語スペルDrip infusion in veinも長い。
そのため、
英語スペルのアブリビエーション(Abbreviation)をDivを使用。
昨今は、
英語アブリビエーションを使用する頻度が、ドイツ語由来の医療略語を使用するより多くなっていると感じます。
更には、外国の方も日本で治療を受けることが益々増える。
こんな現代ですから、
『就職や実習前に知って安心な看護師や医師が病院でよく使用する略語紹介』のタイトルから察して頂ける方が見て頂いていると思っております。
カルテを患者さまへ開示することが決められた随分前。
またインターネットを通じて、世界中の膨大な情報からホームページを通して調べることもできる昨今。
患者さまへ隠して使う医療略語(隠語)と言う意味合いは薄れ、患者さまへ気遣い、また医療従者自身がその言葉を口にしたくない。
更には医療の現場で起こり得る緊急時の便宜上、医療略語が使われている意味合いが強くなっています。
高齢化社会で益々論議されて行く問題
高齢化社会で益々論議されて行く問題の中で
DNRが蘇生する可能性が高いのに蘇生治療は施行しないとの印象を持たれ易いとの考えからAttemptを加え、蘇生に成功することがそう多くない中で蘇生のための処置を試みない用語としてDNAR(Do Not Attempt Resuscitation)やAND(Allow Natural Death)が使用されてます。
人が人生の最後を迎える、
蘇生問題はとってもセンシティブな内容で私も色々研究してます。
医療略語や隠語を使う場合の注意点
看護学校の実習で初めて病院へ行った時、看護師国家試験に合格後、 新人看護師として病院へ就職の際は、何もかもが大変です。
人の命がかかっている医療の現場では、ピリピリした緊迫的雰囲気。
先輩看護師に聞きたくても聞けない状況がたくさんあるかと思います。
しかし、
医師や看護師が使用している医療略語や隠語を使う場合には、
それを「使う理由」があると言うことを知ることも大切です。
医療略語や隠語を使う場合の注意点
- 医療略語&隠語の正式名称やその意味をしっかりと理解しておく。
- 怪しい略語を乱発する医療従事者が居たら、まずはメモを取り、患者さんが居ない場所でその方に意味を尋ねて見ましょう。
- 看護師や医療職以外の人が耳にしても不快な言葉ではないかを判断してみましょう。
(下のYoutube動画にある、言葉にしたくない、聞きたくもない医療隠語を使用する際に特に注意が必要です) - 医療略語には、英語由来のものと、ドイツ語由来の語が病院では使用されています。患者さまへの安全を第一に医療略語の誤認識を防ぐ目的で、その病院でよく使われている略語集を作成してくれている病院もあります。もしも看護実習先や就職先に医療略語リストがない場合で、医療略語や隠語が使用されていて、その意味が不明な場合はカメナースのYoutube動画のコメント欄へこの医療略語はどんな意味ですか?のコメントして下さい。
医療現場が今よりも、
もっとより良い環境で、たくさんの人が看護師になりたいと思ってもらえる。
行きたくもない病院へ足を運ぶことになった患者さまが安心して病院へかかることができる環境を医療者みんなで目指していきましょう!
この記事の著者・動画制作者:ニューヨーク・カリフォルニア国際看護師(BSN)・1級ネイリスト カメナース
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