看護師も働き方改革・副業(ダブルワーク)が必要?したい?したくない?
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看護師も働き方改革・副業(ダブルワーク)が必要?したい?したくない?メリットは?

こんにちは!
日米看護師のカメナースです。

毎日のようにニュースやSNSで
「働き方改革」や「副業(ダブルワーク)」に関することが話題になっていますね。

2019年4月1日より
働き方改革関連法案の一部が施行され

さらに
新型コロナウイルスの影響でこれまでの働き方を見直すタイミングでもあるからです。

厚労省:「働き方改革」の実現に向けてのページリンク 

そこで今回は
私たち看護師も、働き方改革によって副業(ダブルワーク)をする時代なのか?
こんな疑問に答えます。

私は
看護師3年目から20代後半までの期間「ダブルワーク」をした看護師です。

副業(サイドビジネス)のような形ではなく、本業の看護師として複数の病院で仕事をしました。
そう、日勤と夜勤を異なる病院でしたということです。

ダブルワークしたことで
アメリカへ留学する費用(約900万円)も貯めることができニューヨークに留学しました。

そして無事にアメリカ国際看護師になり、海外移住することができました。結果英語も亀スピードで現在進行形で上達し

日本にいた頃から大好な海外旅行も以前よりもっと楽しめるようになりました。

そこでこの記事は
そんな私カメナースが実際にダブルワークをして感じた経験についての話です。

看護師もダブルワークが必要な時代なのか?

看護師もダブルワークが必要な時代

日本政府の打ち出した「働き方改革」とは、今までの「正社員」でしか受けられなかった待遇を「フリーランス」で働く人たちにも広げていこう。こんな仕組みです。

1つの会社に留まることなく、複数の企業で働くことができる職業。一番に思いつくのが「IT系」です。「テレワーク」という出社する必要のない働き方は、今後もどんどん取り入れらることでしょう。

それでは私たち看護師はどうなのでしょうか?

そもそも看護師国家資格は、持っているだけで安定と信頼が確保されたようなもの。

そのため転職もしやすく、ダブルワークもしやすい職業とも言えるのです。

副業?ダブルワークしたらどうなったの?

「1日に2つの病院で働くなんかムリ!」そう思う方が大半かもしれません。でもダブルワークをしてみて私が良かったと思うことがあります。それが次です。

  • 心のゆとりができた
  • 働ける時期を逃さないですんだ
  • 人脈が増えた
  • 金銭的な余裕ができた
  • 経験値が上がった

ダブルワークして良かったこと【その1】心のゆとり

心のゆとりは何をしていても必要です。

2つ以上の職場があると、1つの職場で嫌なことが起きたとしても、他方の職場で発散できます。

私も1度だけ経験しましたが、
職場に嫌気がさしたときに、すんなり辞めることもできちゃいました。

病院のかけもちなんて、逆にストレスが溜まりそうと感じるかもしれませんが、職場を比べることで「自分の中に選択肢ができる」ため、意外に心のゆとりができたのです。

ブラックな職場があれば、あっさり切れる。こんなゆとりがあったからこそ、ダブルワークをこなせたのかもしれません。

だからと言って「はいサヨナラ〜」って職場を去るわけではありません。きちんと「引継ぎ」はしましたよ。

ダブルワークして良かったこと【その2】 ダブルワークできる時期を逃さないですむ

続いては「若いうちにできることをしておいて良かった」ということです。

看護師の仕事は、パートでも多くの職場を見つけられます。

そのため、若い時期から国家資格を武器にして、給料の良いダブルワークができるのです。

看護師って実際のところ体力仕事です。なのでどうしても20代後半になると体に影響がでる人が多くなります。

私も夜勤が身体に影響したのでしょうか。
自覚はなかったのですが、ストレスからくる突発性難聴になりました。

もちろん治療してよくなりましたが、

体力があるうちに行動すること。これは将来本当に役に立ちます。

貯めれるうちに貯めといて、未来に遭遇するチャンスを逃さない。絶対安定な職業「看護師」だからこそできることだと思います。

ダブルワークして良かったこと【その3】人脈が増える

職場を複数持つことで、色んな人と関わります。
距離をおいて付き合った方が良い人なのか?
自分と価値観が合う人なのか?
一生大切にしたい人なのか?

こんなことが経験でわかるようになってきます。

人脈は増やすだけでは、『大変なだけ』ですからね。

私の場合は、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、薬剤師、ネイリスト、ヘヤメイクアップアーチスト、エステシャン、マッサージ師、心理セラピスト、サイエンティスト、ITエンジニアなどのたくさん職業の人と一緒に仕事したおかげもあり、価値観の合う人と繋がっていられることに感謝してます。

ダブルワークして良かったこと【その4】金銭的な余裕

金銭的な余裕ができると、いろいろな投資ができるようになります。

投資をして、働かなくても入ってくる収入源を持っておかないと、退職になる年齢まで永遠に働き続けることになります。

もし私がダブルワークや投資をしていなかったら、学費や生活費の高いニューヨークに自力で留学して、アメリカ国際看護師になんてなれていなかったと思ってます。

大好きな旅行もできなかったでしょうし、
欲しいものもおしみなく買えなかったと思ってます。

ダブルワークして良かったこと【その5】経験値が上がった

ダブルワークによって経験値が上がるのは、いうまでもありませんね。

ダブルワークしてみると、
様々な気づきがでてきます。
「なんで今までこんな遠回りしてたのだろう」
「どうして気づかなかったのだろう」
「こうすればもっと楽だったのに」
などなど、とにかく視野が広がります。

アメリカナースのダブルワーク事情

アメリカナースのダブルワーク事情

アメリカの看護制度はダブルワークがしやすい環境が整っています

アメリカの病院では
1日12時間シフトで週3日勤務
週4日お休みの病院が多いんです。
それに残業がほとんどないので、ダブルワークしやすい環境です。

先日、10人ほどのアメリカナースでZoomによるオンライン近況報告会が行われました。(外出禁止になっていたので)

ある看護師さんのお話によると、新型コロナウイルスの影響でナース不足となり、3つの職場をかけもちしているナースもいるそうです。

家族、自分が感染したときには、2回検査を行い、どちらも陰性となるまで働けないので、ところによって深刻な人手不足となるのです。

アメリカでは、残業がほとんどありません。でも、このコロナの状況下で人手不足に陥り、ダブルシフトを提案されているのだそうです。

もともとコロナが流行する前から、週4日の休みを利用して、たくさんの若いナースがダブルシフトやダブルワークをしていましたが、今この時期にはかなり多くなっているとのことでした。その分給与もかなり高くなるそうです。

トラベルナースとして、ダブルワークするナースも

アメリカ・トラベルナースの制度

アメリカでは、1980年代のナース不足への対応のひとつとして「トラベルナース」という制度があります。

トラベルとあるのですが「旅行へ添乗するナース」ではありません。

1週間のトレーニング期間+12週間という短い期間の契約に基づいて働くナースのことをいいます。

今やトラベルナースは仕事ができるナースの代名詞ともなってます。

短いトレーニング期間で、即戦力として働けるスキルを持っているからです。

アメリカにも転職求人サイトがたくさんあり、スキルのあるトラベルナースは、かなり高い時給とトラベル費用が提示されます。

日本でも、アメリカ型のトラベルナースは、マイナビ看護師の求人サイトに特集が出ています。

興味ある方は、見てみてください。
下にリンクを貼っておきます。

ブログの読者さまから『残業が多くて』ダブルワークできる環境ではない、習い事にすらいけない。こんなことを伺います。

その時こんなツイートをしました。

もし、このブログを読んでいるあなたが、残業が多い職場で、無休で仕事をしている看護師さんなら、

あなたの行動は、
日本全体の看護師のためになっていますか?
患者さんのためになっていますか?
こんなことを考えて欲しいです。

では、今日はここまでにしておきます。

著者:日本看護師、アメリカ・ニューヨーク州、カリフォルニア州国際看護師、1級ネイリスト アメリカIT会社役員 カメナース

About Me

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Kame Nurse, BSN, RN
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北海道生まれ。九州と中部の看護学校を卒業後、准看護師 → 看護師免許を取得。看護奨学金を返済後に上京する。看護が好きすぎて、ほぼずっと2つ3つの病院をかけもちしながら働いてました。その後ニューヨークへ渡米。グローバル・エデュケーション・ニューヨーク、コロンビア大学留学後、NCLEX-RN試験に合格。ニューヨーク州国際看護師 New York State Registered Nurse になる。その後、ライセンスをCalifornia State, RNにエンドース。外科、内科、循環器外科、集中治療室、整形外科、耳鼻咽喉科、訪問看護、在宅看護、夜勤専門看護師、オペ室、ファミリープラクティス、美容外科、美容皮膚科、メディカル・スパの診療科に勤務。看護師になりたいと思ったきっかけは幼少のころから父の転勤が多かったこと。どこに住んでも活かせる絶対安定の国家資格とスキルを身に付けておきたいと思い現在も進行形。さらに詳しく運営情報ページへどうぞ。

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