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看護師のための薬物の過剰摂取管理 #9

看護師にとって患者さんが使用する薬剤の管理は大切ですね。正看護師は医師が指示した薬剤を患者さんへ投与する、もしも不祥事が起きてしまった場合、正看護師の責任は重大となるケースが聞かれています。特にアメリは裁判が頻繁に起こされる国、正看護師は自身の安全の為にも十分に薬剤への知識を持っている必要が出てきます。

そこで今日はアメリカ看護師資格試験の問題で頻繁に出題されていると教わった、薬物の過剰摂取管理についてのまとめです。

薬物の過剰摂取が発覚した時の対応

患者さんへ使用した薬剤量が多すぎた、または副作用が出現している時、医師の指示により拮抗薬が使用されます。拮抗薬は、アンタゴニスト、遮断薬とも呼ばれることがあります。

下記の表は、

アメリカ看護師資格試験の問題で頻繁に出題されているらしい各薬剤の拮抗薬リストです。暗記しておいた方が良い内容だと思います。

薬剤薬効拮抗薬メモ
Acetaminophen
(Tylenol)
解熱鎮痛Acetylcysteine
(Mucomyst)
過剰摂取の患者は3−4日要観察・肝障害リスク
Alteplase
reteplase
tenecteplase
血栓溶解・抗血液凝固Vitamin K
Aspirin
(Acetylsalicylic acid)
消炎鎮痛lavage by Activated charcoal活性炭による洗浄
Atropine sulfate麻酔前投薬Physostigmineフィゾスチグミンはコリンエステラーゼ阻害剤
Stadol
(Butorphanol)
ピオイド鎮痛Naloxone HClナロキソンはオピオイド拮抗薬の一つ
Cyclosporine移植拒絶反応防止Polypeptide antibioticポリペプチド抗生物質は抗感染性抗腫瘍性抗生物質
Dopamine
Norepinephrine
昇圧作用Phentolamineフェントラミンは降圧作用。患者がアナフィラキシーショックを起こしたらエピネフリンと酸素をすぐ使用する
Edrophonium chloride
(Tensilon)
抗コリンエステラーゼAtropine sulfate
Chlorpromazine
(Thorazine)
抗精神病薬/ドーパミン受容体遮断Bromocriptine
(Parlodel)
ブロモクリプチンはドーパミン受容体を刺激する
Benzodiazepines抗不安・向精神
(管理薬)
Flumazenilフルマゼニルは中枢性呼吸刺激薬でベンゾジアゼピン系薬剤の拮抗薬
MAOIs
Hypertensive crisis
PhentolamineMAOIs:Monoamine Oxidase Inhibitors モノアミン酸化酵素阻害薬

精神状態に作用する薬物の過剰摂取は出題が多い

抗精神病薬、抗うつ剤、抗不安剤、鎮静催眠剤、抗てんかん剤、鎮痛剤、麻酔薬など

精神状態に作用する薬物の過剰摂取に関する問題

患者さんの症状から、炭酸リチュウムの血中正常レベルを看護師はどう解釈するのか問われている問題です。

A client taking lithium carbonate(Eskalith Oral) reports vomiting , abdominal pain, diarrhea, blurred vision, tinnitus, and tremors. The lithium level is 2.5mEg/L. The nurse interprets this level as:

  1. Toxic
  2. Normal
  3. Slightly above normal
  4. Only if patient complains of fatigue.excessively below normal

Answer: 1

炭酸リチュウムの血中正常レベルは0.6から1.2mEg/L.

炭酸リチュウムの血中正常レベルが1.5から2mEg/Lとなると中毒症状が出現してきてしまいます。患者さんに中毒の症状が出現している場合は腹膜透析や血液透析の緊急対応が必要となるため看護師は検査データーと患者さんの全身症状の観察をまめにする必要があります。

出典/引用:SAUNDERS

看護師のための、炭酸リチュウム深掘り

何に使用されるものなのか?

攻撃性があり怒りやすい患者さん、多動や睡眠の必要性を感じなくなる患者さん、双極性障害のそう病エピソードの治療に使われる薬剤です。

看護師はどんなことに注意をした方が良い?

服用中の患者さんに嘔吐(vomiting)、腹痛(abdominal pain)、下痢(diarrhea)、視力低下(blurred vision)、耳鳴り(tinnitus)、振戦(tremors)などの副作用(Side effects)が出現していないか、聞き取りと観察を十分に行い注意しなければなりません。

炭酸リチュウムを服薬している時アルコールは飲んでも大丈夫?

アルコールは副作用が増強されることがあるため医師より禁酒が促されます。看護師からは患者さんへどのような症状が副作用としてあるのか詳しく説明し、患者さんにも中毒性のある薬であることを理解してもらう必要があります。

今日も受験勉強お疲れさま!

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プロフィール
Kame Nurse, BSN, RN
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New York State
California state

北海道生まれ。九州と中部の看護学校を卒業後、准看護師 → 看護師免許を取得。看護奨学金を返済後に上京する。看護が好きすぎて、ほぼずっと2つ3つの病院をかけもちしながら働いてました。その後ニューヨークへ渡米。NCLEX-RN試験に合格。ニューヨーク州国際看護師 New York State Registered Nurse になる。その後、ライセンスをCalifornia State, RNにエンドース。外科、内科、循環器外科、集中治療室、整形外科、耳鼻咽喉科、訪問看護、在宅看護、夜勤専門看護師、オペ室、ファミリープラクティス、美容外科、美容皮膚科、メディカル・スパの診療科に勤務。看護師になりたいと思ったきっかけは幼少のころから父の転勤が多かったこと。どこに住んでも活かせる絶対安定の資格とスキルを身に付けておきたいと思い、現在進行中。さらに詳しくという方は詳細ページへどうぞ。

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