【USA】2020年〜30年看護師不足で就職難易度低いはどこの州?
こんにちは、カメナースです。
今回は、アメリカで看護師が不足しているとよく聞きますが、
「それは一体どこの州?」こんなテーマでお話させていただきます。
アメリカには50の州があり、州によって大きく事情が違います。
将来アメリカで看護師として就職を目指すなら、知っておいて損はない、そんな情報をまとめました。
そもそも看護師不足って本当?
現在、50歳以上のアメリカ看護師は約100万人。
この人たちは、次の10〜15年で定年退職を迎えることになります。
100万人も看護師をやめる...東京全体の人口よりも多い数です。
アメリカでは
アメリカ国民、民間企業、アメリカ看護師の頑張りで、現在のアメリカの看護師不足は、少しずつ解消されてきているとされています。
しかし、アメリカ労働統計局の発表によると、それには地域によって差がある、とのことです。
下の表は
2030年までに各地域で、どれくらいのアメリカ看護師が不足か予測された表です。
看護師不足予測(2030年まで)
・カリフォルニア州
・テキサス州
・ニュージャージー州
・サウスカロライナ州
・アラスカ州
・ジョージア州
・サウスダコタ州
の州の看護師が不足するとされています。
これら州の求人がこれから多くなるということです。
テキサス州
テキサス州は
「トヨタ自動車」がカリフォルニア州から本拠地を移転したことから、日本語と英語のバイリンガル看護師の需要もアップするとされています。
カメナース看護師情報サイト読者さんも、現在テキサス州で永住権申請中です。
永住権のスポンサーをしてでも、バイリンガル看護師を雇いたい、こんな病院が将来的に増えると予想されますので目を向けてみるとよいかもしれません。
アメリカ看護師になる難易度低めです。
看護師就職エージェントもテキサス州の情報をかなり多く持っています。
カリフォルニア州
続いてカリフォルニア州は、シリコンバレー、シリコンビーチ周辺に、Apple , Amazon, Youtube, Facebookなど、名だたるIT系企業がある影響で、物価が大きく上昇している州です。それにより看護師の給料も世界一位。
アメリカ国内看護師年収ランキング上位5位までを独占しています。
- サンフランシスコ:約$136,000ドル
- サンタクルーズ:約$124,000ドル
- ヴァレーオ:約$124,000ドル
- サンノゼ:約$120,000ドル
- サリナス:約$120,000ドル
看護師でこの給料ですから、麻酔科看護師やナースプラクティショナーは、さらに高い年収になります。
日本でこの給料は「医師」レベルです。
やりがいのある看護の仕事+安定の給料額は、さすがアメリカです。
当局によると、定年する看護師がいなくなる分を補いたい。
しかし、新人の看護師を教育できる学校が、まだまだ足りてないらしいのです。
今現在で学校の増加率は3.8%とのこと。
看護師10年目〜以上のベテラン看護師の定年は、病院にとって大きな打撃なのです。
一方、フロリダ州、オハイオ州、バージニア州、ニューヨーク州、ミズーリ州、ノースカロライナ州は、看護師が余っています。
アメリカ看護師として就職をする難易度、高めになるということです。
ニューヨーク州
ニューヨーク州の看護師免許を取ろうと思っていた人には、悲報になってしまいます。
しかし、ニューヨークマンハッタンの横の川(ハドソンリバー)を渡るだけで移動可能な隣の「ニュージャージー州」では不足する模様
ニューヨークの摩天楼を眺めながら仕事をするのも素敵でいいかもしれません。
この記事のまとめ
アメリカの看護師不足は、年々解消されてはいるものの、ベテラン看護師の退職が多くなります。ベテラン看護師をカバーする看護学校が不足している状況です。
そのため、アメリカの看護師不足には『地域差』がある、ということです。
日本の看護師免許を持っていれば、『アメリカの看護学校の不足』は気にする必要はありません。
なぜなら、アメリカの看護学校へ行かなくても 『アメリカ看護師NCLEX-RNの受験資格』が日本の看護師には与えらているからです。
このシステムは、『日本看護師にとって大きなメリット』です。
トランプ大統領の移民政策により、アメリカへの就職がむずかしい時期が続いていました。しかし2020年以降は、海外での移住生活を目指している方には、追い風になる変化があるかも知れません。
トランプ大統領選挙から目が話せない年です。
カメナースブログでは、アメリカの看護師や国際看護師になりたいと、たくさんの読者さまからメッセージをいただきます。
将来の進路を考え、なんとなく海外に住みたい、海外で仕事がしてみたい、そう考える中学生や高校生の方。
そして、国際結婚、パートナーの転勤で、真剣にアメリカで看護師免許を取得しよう情報収集をしている方など様々です。
姪っ子から「ねーちゃんみないな看護師になりたい」と言われて始めたのがこのブログです。こんなド下手な文章をいつも読んでくださる読者さまには、感謝の気持ちでいっぱいです。
著者:日本看護師・ニューヨーク州、カリフォルニア州国際看護師 BRN・1級ネイリスト:カメナース
【アメリカ看護】アメリカ国際看護師★カメナース★完全ロードマップ
「アメリカで国際看護師に興味がある!」「どうやったらなれるの?」本記事は、こんな疑問を持つ方のために「独学でNCLEX-RN試験勉強→合格→永住権獲得→現地で働く」までに必要な全てについてを解説した「カメナースアメリカ看護師完全ロードマップ」です。