【アメリカ看護師試験】NCLEX-RNの結果発表はすごい画期的!

こんにちはカメナースです。
この記事では、アメリカ国際看護師試験NCLEX-RNの結果発表について紹介します。
NCLEX-RNは「CAT」と呼ばれるコンピューターを使った試験ですが、その結果発表はどのようにされるのか?
日本の看護師国家試験とは、全くちがう、『画期的なアメリカ看護師試験合格発表』を紹介します。
NCLEX-RN合格発表の見方
合否結果を早く知るには Pearson VUE NCLEXのオンラインウェブサイトを利用する
アメリカ看護師資格試験NCLEX-RNの受験結果は、Quick Results Serviceを利用すると便利です。 NCLEX-RNの試験終了後48時間以上経過した時点で、Pearson VUE NCLEXのオンラインウェブサイトにて合否の結果を見ることができます。
Quick Results Serviceは、アメリカ国内でPearson VUEに加盟している州の会場で受験した人に限り利用できるサービスです。(有料)2019年は$7.95
2019年現在、Quick Results Service機関に加盟している州は、ニューヨーク州やアリゾナ州、コロラド州、コネチカット州、ワシントンDC地区、フロリダ州、ジョージア州、ハワイ州、イリノイ州、マサチューセッツ州、ミシガン州、ミネソタ州、ミシシッピ、ミズーリ州、モンタナ州、ネブラスカ州、ネバダ州、ニュージャージー、ニューメキシコ州、ノースカロライナ州、ノースダコタ、オハイオ州、オクラホマ州、オレゴン、ペンシルバニア、サウスカロライナ州、サウス・ダコタ、テネシー州、テキサス州などが加盟。
カリフォルニア州はまだ加盟していないみたいです。
NCLEX-RN結果発表・体験談
Quick Results Serviceを利用しない場合は、通常約6週間でテスト結果が指定した先に郵送で送られます。
私の場合は、NCLEX-RN試験の後は勉強頑張ったご褒美に少しゆったりしたかったので3週間スペインに旅行に出かけました。
そのため、テスト結果を早く見る必要がなく、Quick Results Serviceは利用しませんでした。
旅行から戻るとNCSBNからの真っ白い封筒がポストに入ってました。こわごわと開封してみると、封筒の中には白い紙が1枚入っているのみでした。
Kamenurse, an NCLEX examination applicant for the New York State Board of Nursing, HAS PASSED the National Council Examination for Registered Nurse.
合格でした。やった!やり遂げました!
最小問題数75問でイッパツ合格できました!
私にはハードルが高いと言われ、正直少しビビってましたが、それでも英語力ゼロの状態から、1年間に及んだNCLEX-RNの勉強に終止符です!
さて、就活をさっそく開始します。
もし、NCLEX-RNを受けて6週間以上経過しても試験結果が出ない場合は、各州のBoard of Nursingに問い合わせましょう。Pearson VUE NCLEXに電話をしても試験の合否は教えてくれないので、VUE NCLEX Candidate Servicesに電話しないでくださいとのことでしたので、ご注意を。

画期的な試験結果発表
NCLEX-RNに、くしくも不合格だったときの画期的なアメリカ看護師試験結果発表
もし不合格になってしまった場合は、「CPR:Candidate Performance Report」という、パフォーマンスレポートを受け取ります。
CPRは、各個人のNCLEX-RNでのパフォーマンスが2ページにまとめられているます。
受験日、受験場所、あなたのNCLEX-RN試験は不合格でしたの結果が下記のような文面で書かれています。
An NCLEX examination applicant for the New York State Board Nursing, HAS NOT PASSED the National Council Licensure Examination for Registered Nurses.
受験者のNCLEX-RNの各試験分野
- 安全で効果的なケア環境(Safe and Effective Care Environment)
- ケア管理(Management of Care)
- 健康増進とメンテナンス(Health Promotion and Maintenance
- 心理社会的統合性(Psychosocial Integrity)
- 生理的統合性(Physiological Integrity)
- 基本的なケアと快適性(Basic Care and Comfort)
- 薬理学的および非経口的療法(Pharmacological and Parenteral Therapies)
- リスクポテンシャルの低減(Reduction of Risk Potential)
- 生理学的適応(Physiological Adaptation)
上記の各分野から何パーセントの割合で出題されたのか、その各試験分野が、
"Below the Passing Standard"「合格基準の下」
"Near the Passing Standard"「合格基準に近い」
"Above the Passing Standard." 「合格基準の上」
なのかが書かれています。
このCPRのメリットは、再度NCLEX-RN受験に向けて、どの分野が弱点なのかを知ることができること。
合格基準を大幅に下回っている分野を集中して勉強し直せば、次の試験で合格しやすくなります。
日本の看護師国家試験で不合格になったとしても、このような次回のテストへ向けての分析を受け取ることはありません。このサービスはすごい画期的だと思いました。
1年に1回しか開催されない日本の国試と比べて、受験者が好きな日に受験でき、すぐに結果を知ることができ、不合格の場合でも弱点を教えてくれる。こんなアメリカの看護師試験のシステムは、両国の制度の違いを切に感じることとなりました。
再試験はいつ受けられる?その時の費用は?
NCLEX-RN再試験の予約について
NCLEX-RNの再試験はいつから受けることができるのか?それは州によって異なります。おおよその州で、前回受けたNCLEX-RN試験から45〜90日後に可能になります。その時は、Pearson VUE.に試験費用を再度支払いしなければなりません。
NCLEXの再試験費用
ニューヨーク州の2017年度現在の再試験費用$200
支払いを済ませると、新しいATT番号(Authorization to Test Number)が発行されます。
そのATT番号で、試験会場と日時の予約を入れることが可能になります。
この記事の要約Youtube動画
国際看護師を目指せ!アメリカ看護師完全ロードマップ【最新版】
「アメリカで国際看護師に興味がある!」「どうやったらなれるの?」本記事は、こんな疑問を持つ方のために「独学でNCLEX-RN試験勉強→合格→永住権獲得→現地で働く」までに必要な全てについてを解説した「カメナースアメリカ看護師完全ロードマップ」です。