【美容看護師の知恵袋】日本美容外科学会:JSAPS&JSAS:どうして同名で2団体あるの!?
こんにちはカメナースです。
美容看護師になったばかりの頃
美容外科には何故、同名で2団体の学会があるのか気になっていました。
一つは、英語名JSAPS: Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery
もう一つは、JSAS: Japan Society of Aesthetic Surgery
これから美容看護師になる看護師さん
「なぜ?同じ名前の学会なの?」
「何が違うの?」
美容看護師として就職する際にも
知っていて損がないことです。
詳しく、まとめてみました。
患者さんに聞かれることもあると思うので
これから美容外科看護師を目指している看護師さん参考にしてください。
看護資格を持っていない、美容カウンセラーになりたい人にも役にたつと思うので情報共有して美容業界を働きやすい職場にして行きましょう!
この記事の内容
日本美容外科学会誕生の歴史
1955年にストックホルムで第一回国際形成外科学会(ISAPS: International Society of Aesthetic Plastic Surgery)が開催され
これに刺激を受けて1958年に日本形成外科学会(JSPRS: Japan Society of Plastic and Reconstructive Surgery) が誕生し、形成外科・美容外科が浸透のきっかけとなったようです。
その後、日本美容外科学会という同名の団体誕生発足。
学会とは?
学会とは、それぞれの学問分野で、学術研究の進展・連絡などを目的として、研究者を中心に運営される団体のこと、またその集会と定義されています。
美容外科では、
同じ美容分野の医療従事者が自分の研究発表をしたり、その研究成果を公聴したり、新しく考案した手術術式などを見学したり、新薬についての研究発表がなされたりの情報交換や情報収集の場となっています。
これから新人の看護師さんも少し勤務に慣れてくると
参加したい学会に出会えると思います。
では
JSAPSとJSASの日本美容外科学会
何がどう異なっているのでしょうか?
日本美容外科学会
JSAPS:Japan Society of Aesthetic Plastic Surgery
JSAPSは1977年(昭和52)に発足しているようです。
昭和、平成、令和。歴史長いです。
SPRSの認定医になるには
形成外科の認定医でなければならないとされています。
JSPRSに所属する医師は必ず「形成外科研修」をした上で美容外科診療科に携わっています。
形成外科の認定医になるためには6年間の形成外科研修と認定医試験、70症例の手術レポートの提出が必要。
さらに、美容外科の認定医は、それに加えて3年の美容外科研修を受け、20症例のレポート提出が必要となっているようです。
Japan Society of Aesthetic Plastic Surgeryのホームぺージリンク
そもそも形成外科とは?
形成外科では、肌の表面にできた傷痕(きずあと)をできるだけきれいに目立たなくしてもらえます。
そのため、形成外科の医師は傷を丁寧に縫合する訓練を徹底的に行ってるようです。
顔や身体の変形を修復して、正常近づけるのも形成外科の医師の仕事です。
例えば、事故で陥没した頬の骨を元のとうりに修復手術したり、骨折した鼻の骨を綺麗に元のとうりにしたり、ガンで切り取った乳房を作り直したりしてくれます。
美容外科手術をするならば
JSAPSに所属されていらっしゃる、形成外科で傷を綺麗に治す、修復専門技術を長い間修行して、その後に美容外科の外科研修を終了された美容外科医師に手術をお任せしたいと思っています。
日本美容外科学会
JSAS:Japan Society of Aesthetic Surgery
JSASは形成外科以外の医師が美容外科診療科を行い、その医師達が所属する団体のようです。
医師国家試験合格者は、科によってはさらに後期研修期間が設けられている科もありますが、最低2年間の初期研修期間を希望の科にて研修し、その後にその科の正式な医師となられています。
一般外科や麻酔科など、形成外科以外の分野で研修をされ医師になった方が、美容外科をされている場合はこちらの学会に参加されているようです。
これは、あくまで個人的な美容看護師の考えなので、
あ、そう...くらいの参考までに読んでください。
もちろんJSASの学会に加入の医師にも腕の良い、 尊敬x100の医師もいました。麻酔科標榜医の資格もとり勉強熱心で立派な先生です。他の美容外科へ見学へ行かれたり、麻酔をかけに行ったりもされてました。
勤めていた美容外科では
「先生、OOOO手術かなり上手い!」
「オペ時間短い!」
「手術後の傷跡もすごくきれい!!」
やっぱりJSAPS所属なのね...
と思うこともありました。
JSAPS所属なんだけど、あの医師には手術してもらいたくないという医師もいました。
美容外科には、いろいろな医師います...
自分が美容外科の患者になることを想像すると、医師の手術手技をみることができない患者さんが、どの医師が腕が良いのか見極めが難しいのは本当によくわかります。
手先の器用さや美的センスも大切でしょう。
美容手術は特に、見える部分も多い手術ですので失敗したら取り返しの効かないことになっちゃいますから...
美容看護師として、クリニックには内緒で
患者さんに
「あの先生の手術は、しないほうが良いかも。」
「OOOクリニックのOOO先生のカウンセリングも試してみては?」
美容外科が乱立している昨今
利益ばかり追求している美容外科もあるのは事実
高齢者や若い子に高いローンを組ませたり!
中立な立場になれる美容看護師の役割は重要ですね。
Japan Society of Aesthetic Surgeryのホームぺージリンク
どちらの美容外科学会に所属してる医師なのかが、選ぶ1つの目安になるのでは?
元に戻すのが完全には不可能な美容手術なだけに、美容外科手術をどの医師にしてもらうか
患者さんは、決断するの
本当に難しいことと思います。
患者さんにかわって美容看護師は
医師がJSAPS所属かJSAS所属か調べて教える。
手術前に色々な医師のカウンセリングを見て、この医師にお願いしてみては?と候補に上がる医師を教える。
どちらの学会に所属して
進化する美容外科の知識や技術を切磋琢磨されているかということも、医師を選ぶ目安にして、患者さんに教える。
患者さんがやりたい美容手術の内容によっては、JSAPS所属の医師の方が優れていたり、JSAS所属の医師の方が良かったりの可能性もあるかなと思います。
美容の分野で何年の経験年数がある医師なのかも選ぶ目安になると思います。
医師が過去に行った手術前後の写真の中に、自分の好みにあるかも選ぶ目安にすると良いよとアドバイス。
どちらの学会にも所属せず
古い知識のみで続けている美容外科医師には、美容手術という重大決定を委ねることはできないですね。
儲け主義すぎな考えで、カウンセリングに時間をかけていない医師も避ける!!その時だけ良くても、競争が激しい美容業界。
美容外科医を続けられていないのも現状です。
これから美容外科の就職を検討してる看護師さん用・就職先を探すときのチェックリスト
チェックリスト
- 就職先の医師はJSAPS所属かJSAS所属か?(WEBサイトに公開しているので簡単にチェックできます)
- カウンセリングに時間をかけて丁寧に患者さまの希望を聞いている医師どうか?(就職前にクリニックへ自分が患者の立場になって潜入してみましょう!)
- 術前・術後の写真を見せてもらう
- クリニックのマーケティング方法に、異常な感じを受けないかチェック
儲け主義すぎな考えのみで手術を進めたりする医師ではないかを一度、自身が美容手術を受けるつもりで、美容手術カウンセリングに行ってみることをおすすめしたいです。
医師によってはクレームが患者さまから多く寄せられて
そのクレームへの対処を看護師がする必要もあります。
クレームばかりの対応なんて、疲れちゃうだけですから...
速攻、退職して転職したほうが賢明です。
美容看護師、団結の力でヘンテコな医師は葬ったほうが世の中のためですね。
一般病院と違って、美容外科は偵察しやすいです。
就職前によく検討や偵察をして、楽しい、やり甲斐のある、信頼できる医者や経営者が運営している職場を探してくださいね!
世界ではどんな美容医療が人気?国際形成外科学会 ( ISAPS ) 年統計発表
国際形成外科学会 (I SAPS: International Society of Aesthetic Plastic Surgery ) は、美容医療業界で唯一の世界の統計を発表している学会で、その統計発表は世界中から注目されています。どこの国が美容手術を一番多く?どんな美容手術しているの?美容外科の看護師をしているかたわら気になりチェックすることにしています。
さまざまな 美容系の医療分野(コスメ科学、エステ科学、ダイエット、アートメーク、代替医療、予防医療、美肌治療、薄毛治療など)。この記事では、日本看護師免許を活用してアメリカ国際美容看護へ転職する方に向けて、美容大国アメリカから情報をお届けします。