看護師の転職・退職
ただ事ではない状態!
日本で看護師をしている友達から、久しぶりに連絡があり、「仕事が忙しすぎて鬱になりそう」、「仕事辞めたい」、「海外に脱出したい」と連絡があり、話を詳しく聞いていると、その環境や状況にただ事ではない状態を感じた.....
このブログを読んでいる、看護師さん、現在勤務の病院はクリーンで大丈夫、働きやすい環境ですか?
個人の犠牲の上に成り立つ看護
大変な時も、楽しい時も一緒に居た親友が鬱病になっては困る!
親友は一緒に旅行へ行きたいと連絡して来た。辛いことがあれば、違う世界を少しのぞいて見ると、新しい発見や解決策が見つかるのが常です。今まで、私がそうでした。
私は、一緒に旅行をして、親友に詳しく話を聞いて見ることにした。
ブラック企業に勝るとも劣らないブラックな職務を看護師に課している病院の実態が!人手不足による膨大な時間の残業。新人や若い人が入職して、育成に時間をかけてもすぐに離職してしまう状態で、さらに人手不足が助長されてしまっている病院。来月いっぱいで病院をやめたいと師長さんに申し出ても今あなたにここを辞められては困るの一点張り。
以前に、日本の看護師の仕事への満足度について書いたことがあります。その中で、日本医療労働組合連合会が調査した、看護師を取り巻く労働環境の実態があまりによくない結果だった。超高齢化という世界のさまざまな国がこれから未来に直面するのであろう、まだ世界中の誰もが直面したことのない課題を日本人が真っ先に体験する時期がやってくる。個人の犠牲の上に成り立つものは、遅からず、早からず、崩壊してしまうのではないだろうか。
看護師は、学生時代から患者様には「忙しいと言ってはいけない」「大変だと言ってはいけない」と看護学校で教えられる。しかし、自分を犠牲にしてまで看護するようにとは教えられてはいない。だから、私は、”思うとうりに歩めばいいのよ”と友人に声をかけた一言と一緒に旅行をして気分転換したことで親友の気分も徐々に改善して、環境を変える決心ができそうと。
この”思うとうりに歩めばいいのよ”は、ターシャ・テューダーが生前に残した言葉です。
ターシャは好きなことに没頭し、輝き続けた生き方したアメリカの絵本画家・園芸家。離婚を乗り越え、好きなことに没頭し、絵本作家として大成功をした彼女の幸福感は、彼女のこころの持ち方が幸せを増大させている。カメナースは彼女の生き方を知り幸福な人生だなとメンターとしています。幸福な人生を過ごされた彼女の著書で紹介されている、経験の賜物である重みのある数々の名言や絵からは、幸福への道から脱線しそうになった時のバイブルとなり道しるべになります。
人生は、みんな一度きり。幸福の考え方にはいろいろある。ターシャをはじめ、多くの輝いている先輩方は常日頃の心の持ち方をいろいろなところで説いている。”思うとうりに歩めば” 耐え忍んで、自分が犠牲になってしまうことで、看護師は看護師自身で労働環境の改善を遅らせているのかもしれない。
ブラックな病院ばかりではない。辛いことがあれば、違う世界を少しのぞいて見ると、新しい発見や解決策が見つかるのかも知れない。私の大好きな親友も、今回のヨーロッパとアラブ首長国への旅行の後、気分が晴れて、新しい世界へ飛び立つ決心ができたみたいでほんとによかった。
ターシャの簡単な紹介
ターシャテューダー:アメリカの絵本画家・園芸家。
両親共に名家出身。名家の華やかな世界が好きになれず、農場や動物に魅力を感じていた。9歳の時に両親が離婚。父の友人宅に預けられる。15歳で学校を辞めて一人暮らしを始める。23歳で結婚し、4人の子供に恵まれるが43歳で離婚。56歳の時に山奥に農家を建て一人暮らしを始める。自給自足に近い生活をし、一日の大半を草花の手入れや動物の世話に費やして過ごす。近くに住んでいる長男が甲斐甲斐しく高齢になった母親の暮らしを助け見守る。92年間の生涯で80冊以上の本を出版。彼女の描く絵は「アメリカ人の心を表現する」絵と言われ、クリスマスカードや感謝祭のポスターによく使われている。アメリカで最も権威のある児童書の賞であるコルデコット受賞。2008年に自宅で家族、友人に囲まれ逝去。享年92歳。